母に届いた初恋の女性からの手紙…韓国映画『ユンヒへ』日本公開が決定
韓国の2大映画祭の一つである青龍映画賞で、最優秀監督賞と脚本賞の二冠に輝いた映画『ユンヒへ』の日本公開が、2022年1月7日に決定した。
本作は、韓国の地方都市で暮らすシングルマザーのユンヒが、長い間、連絡を絶っていた初恋の女性から一通の手紙を受け取ったことから始まるラブストーリー。母の手紙を読んでしまった娘のセボムは、母と一緒に手紙の差出人である日本人女性ジュンのいる北海道の小樽へと旅立つ。
韓国の新鋭イム・デヒョンが監督を務め、主人公のユンヒにキム・ヒエ、日本人女性のジュンに『野火』の中村優子、ユンヒの娘セボムに元I.O.Iのキム・ソへがふんする。ジェンダーやフェミニズムをテーマにした本作は、韓国のLGBTQ+コミュニティや女性達から熱狂的な支持を受け、2019年の釜山国際映画祭でクィアカメリア賞を受賞した。(今井優)