『ワイスピ』ハン役俳優、ジゼル復活を支持「ファンも望んでいる」
映画『ワイルド・スピード』シリーズでハン役を務めるサン・カンが、過去作でガル・ガドットが演じたジゼルについて、「いかなる手段を使ってでも、戻ってきてもらう必要がある」とInsiderのインタビューで発言した。(以下、過去作のネタバレを含みます)
第4弾『ワイルド・スピード MAX』で初登場したジゼルは、敵サイドから主人公ドミニクらファミリーの仲間となり、ハンとは恋人関係に発展。しかし、第6弾『ワイルド・スピード EURO MISSION』のクライマックス、ハンを救う形でジゼルは飛行場へと落下。ミッション中に命を落としたといわれているが、暗闇に消えたまま、彼女の死体が映ることはなかった。
最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のディレクターズカット版リリースを記念した取材で、サンは「いかなる手段を使ってでも、ジゼルには戻ってきてもらう必要がある。ファンもそれを望んでいるんだ」とジゼル復活について言及。「僕も(復活を)支持します」と表明し、何としても実現させるべきだと強調した。
サンが演じているハンも、第3弾『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で命を落としたはずだった。しかし、キャラクターの扱いに不満を覚えたファンたちが「#JusticeForHan(ハンに正義を)」とSNSで唱えると、彼らの声に応えるかのように、ハンは『ジェットブレイク』で奇跡の復活を遂げた。『ワイルド・スピード』シリーズは残り2作で完結することが決定済み。ハンに続いて、ジゼルもファミリーに再合流する奇跡は訪れるのか。
シリーズ第10弾は2023年4月7日全米公開予定。前作に続いてメガホンを取るジャスティン・リン監督は、「Justice For Han は『ハンが去ったから、私たちが彼を復活させた』で終わることではない。間違ったことをどうやって正しくするか考えることが大事なんだ」と The Hollywood Reporter に語っており、サンも「(Justice For Han は)まだ解決していない」とコメントしている。(編集部・倉本拓弥)