『ノッティングヒルの恋人』ロジャー・ミッシェル監督死去 ジュリア・ロバーツが追悼
ヒュー・グラントとジュリア・ロバーツが共演した恋愛映画『ノッティングヒルの恋人』(1999)などを手掛けたロジャー・ミッシェル監督が、現地時間22日に65歳で亡くなったとDeadlineほか各メディアが報じた。死因は発表されていない。ミッシェル監督の死去を受け、Instagramでジュリアは「あなたとすごした全ての時間が愛おしい。ロジャー・ミッシェルよ安らかに」と追悼コメントを発表している。
南アフリカ出身のミッシェル監督は、ケンブリッジ大学を卒業後、ロイヤルコート劇場にアシスタントとして従事。同劇場を去った後、フリーランスとして数々の舞台演出を手掛け、1985年からロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに入団するなど、演劇の分野で活躍した。
1995年の『ジェイン・オースティンの説得』で映画監督デビュー。続いて発表した、小さな本屋を営む男性と人気ハリウッド女優のロマンスを描いた『ノッティングヒルの恋人』(1999)は、現在もなお、多くのファンに支持されている。
その後も、ベン・アフレックとサミュエル・L・ジャクソンが接触事故をきっかけに憎み合う男たちを演じたスリラー『チェンジング・レーン』(2002)、ダニエル・クレイグ主演のサスペンス『Jの悲劇』(2004)、ビル・マーレイがルーズベルト元米国大統領を演じた『私が愛した大統領』(2012)などを監督した。
私生活では2人の女優と結婚しており、一人目の妻であるケイト・バファリーさんとは2002年に離婚。その後、女優のアンナ・マックスウェル・マーティンさんと結婚したが、長らく別居状態にあった。(編集部・入倉功一)