実写ドラマ版「ラスト・オブ・アス」のビジュアル公開 ジョエル＆エリーの後ろ姿
PlayStationの大ヒットゲーム「The Last Of Us」（ラスト・オブ・アス）シリーズを原作とした、米HBO局が手掛ける実写ドラマ版のファーストカットが、ゲームを開発する Naughty Dog（ノーティードッグ）の公式Twitterで公開された。
同社が2013年に発表した「ラスト・オブ・アス」は、謎の寄生菌によって人類が絶滅の危機に瀕したアメリカを舞台に、闇取引を生業とする主人公ジョエルが、人類の最後の希望となる少女エリーと共に、略奪者やインフェクテッド（感染者）の襲撃を乗り越えながら旅をするサバイバルアクション。実写版では、ジョエル役を「マンダロリアン」のペドロ・パスカルが、エリー役を「ゲーム・オブ・スローンズ」などのベラ・ラムジーが務める。
公開されたビジュアルには、草原の丘で朽ち果てた航空機の残骸を見つめるジョエルとエリーの後ろ姿が写し出されており、顔は確認できないものの、服装やバックパックはゲームのイメージとほぼ一致。再現度の高さがうかがい知れる仕上がりに、原作のクリエイティブディレクターで脚本にも参加するニール・ドラックマンはTwitterで「セットで衣装を着た2人を見た時は『なんてこった！ ジョエルとエリーだ！』って感じだったよ」と絶賛している。
ジョエルの弟トミー役で『ターミネーター：ニュー・フェイト』のガブリエル・ルナ、ジョエルの娘サラ役で『ダンボ』のニコ・パーカーが出演。反乱組織「ファイアフライ」のリーダー・マーリーン役をゲームと同じくマール・ダンドリッジが務める。
米HBO局のミニシリーズ「チェルノブイリ」を手掛けたクレイグ・メイジンがドラックマンと共に製作総指揮と脚本を兼任。パイロット版は、ロシアの映画監督カンテミール・バラゴフが担当。そのほかエピソード監督に『アイダよ、何処へ？』のヤスミラ・ジュバニッチ、『ボーダー 二つの世界』のアリ・アッバシらが名を連ねる。放送・配信日は発表されていない。（編集部・入倉功一）