ジェームズ・マカヴォイ、プロフェッサーXの再演がなくても「悲しくはない」
俳優のジェームズ・マカヴォイが、映画『X-MEN』シリーズで演じた若き日のプロフェッサーX/チャールズ・エグゼビアについて、再演の可能性を残しつつ、すでに演じ終えたとも感じているとColliderに語っている。
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2011年公開の『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』から、パトリック・スチュワートふんするプロフェッサーXの若き姿を演じてきたマカヴォイ。その後、20世紀フォックスがディズニーに買収され、X-MENのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)合流が現実味を帯びるなか、2019年には、シリーズ完結編と銘打った『X-MEN:ダーク・フェニックス』が公開された。
自身が参加するDCコミックス「サンドマン」のオーディオブックに関連するインタビュー内でマカヴォイは、『X-MEN』について、プロフェッサーXを演じ切ったと感じているか尋ねられ「そうですね。やりたかったことを全てやり切ったということはあり得ませんが、プロフェッサーXについて徹底的に探ることができたことに、役者として満足しています」と回答。
一方で、再演するつもりがないわけではなく「もう演じたくないと言ってるわけではありません、絶対にやりたくないとか、役に戻りたくないということではないんです」と続けたマカヴォイは「ただ、演じたくてうずうずしているということでもない。2度と演じる機会がなくても、ひどく落ち込んだり、絶望的に悲しいと感じるわけではないということなんです」と語っている。
X-MENのMCU合流については、マーベル・スタジオCEOのケヴィン・ファイギが、2019年に開催されたサンディエゴ・コミコンのマーベルパネル内でミュータントの登場を示唆。今年ディズニープラスで配信されたドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」に『X-MEN』シリーズでクイックシルバーを演じたエヴァン・ピーターズが出演するサプライズがあったが、具体的な動きは報じられていない。
ちなみに、Colliderのインタビュー内で、いつか演じてみたいと夢見ているキャラクターを尋ねられたマカヴォイは、「スター・トレック」が大好きだと明かし、冗談半分、本気半分で「若き日の(パトリック・スチュワートが演じる)ジャン=リュック・ピカードを演じるなら僕に任せてよと言っています。ただ、そろそろ若き日のピカードを演じるにも年を取りすぎているかもしれません」と語っている。(西村重人)