稲垣吾郎×二階堂ふみの問題作『ばるぼら』Netflixで10月1日配信
映像化不可能とされた手塚治虫の大人向け漫画を稲垣吾郎&二階堂ふみの共演で映画化した2020年公開の『ばるぼら』が、10月1日よりNetflixで配信される。
本作は、1973年から74年わたって青年漫画雑誌「ビッグコミック」で連載された手塚の同名漫画を、息子で映画『白痴』『Black Kiss ブラック キス』などの監督を務めた手塚眞が映画化。R15+指定作品ながら観客動員5万人を突破するヒットを記録した。異常性欲に悩まされる人気作家の美倉洋介(稲垣)が、都会の片隅で出会ったばるぼらと称する謎の少女(二階堂)に翻弄される物語で、稲垣と二階堂の体当たりの熱演が話題を呼んだ。
共演に、渋川清彦、石橋静河、美波、大谷亮介、ISSAY、片山萌美、渡辺えりら。ばるぼらの母親を名乗り骨董屋を営むムネーモシュネーを渡辺が完コピしたほか、ジョニー・デップ主演の映画『MINAMATA-ミナマタ-』(公開中)のヒロインに抜擢された美波が美倉の恋人・志賀子にふんしている。撮影監督を、ウォン・カーウァイ作品で知られるクリストファー・ドイルが務めた。
本作は2018年11月20日に帝国ホテルで行われた「手塚治虫生誕90周年記念会」式典内で映画化が発表され、翌2019年に第32回東京国際映画祭で上映されたが、長らく劇場公開が決まっておらず2年越しの公開となった。毎日映画コンクールで美術賞(磯見俊裕、露木恵美子)を受賞したほか、イタリアのファンタスティック系映画祭「ファンタ・フェスティバル」で最優秀作品賞、プエルトリコのカリビアンファンタスティク国際映画祭で監督賞に輝くなど海外でも高い評価を受けている。
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