「何食べ」キャストのスーツ姿に猛反響!完成報告会がYouTubeで公開
6日に都内で行われた『劇場版「きのう何食べた?」』(11月3日公開)完成報告会の模様が、東宝の公式YouTubeチャンネルで期間限定で公開され、主演の西島秀俊&内野聖陽をはじめそろってスーツで登壇したキャスト5人に「カッコイイ、カワイイ、シブイが大渋滞してる」「鼻血出そう」と興奮の声が寄せられている。
本作は、累計発行部数815万部(電子版含む)を突破したよしながふみの人気コミックを実写化したドラマの劇場版。今や国民的カップルとなった弁護士のシロさん(西島)と美容師のケンジ(内野)の、京都旅行に端を発した切実な問題が描かれる。イベントには、もう一組のカップル・小日向&ジルベール役の山本耕史、磯村勇斗のほか、劇場版で初登場するケンジの後輩・田渕くん役の松村北斗(SixTONES)、中江和仁監督も参加した。
イベントの動画は翌7日18:00に公開されると、1日足らずで8万5,000回の再生回数を突破。西島と内野はグレー、黒のダーク系、山本はライトグレー、磯村はブルーグレー、松村はグレーのスーツを着用。とりわけ内野は劇中、ピンクやヒョウ柄の衣裳をまとうことが多かったため、ガラリと異なる雰囲気に萌えるファンも多かったようだ。
イベントでは、キャスト一同、深夜ドラマから劇場版へと広がった反響、多くに愛される喜びを噛み締め、磯村は「愛のある作品」と称し、松村は人気タイトルに名を連ねた心境を「夢のよう」と語っていた。
今では想像もつかないが、中江監督いわく2019年に連ドラの放送前は「打ち切られるのではないか」と恐怖もあったとのこと。劇場版ではコロナ禍で撮影が延期になり2か月のブランクを経ての開始に。「世間的に撮影していいのだろうか」と葛藤もあったというが紆余曲折を乗り越えて公開を目前にし、「随分長い間携わった感覚」としみじみしていた。
イベントでは内野が自撮りしたという京都旅行のオープニング映像の裏話も。西島いわくこのシーンは「ほぼ丸投げ」。「スタッフが映り込んでしまうために2人を京都の街に放して撮影してもらった」と中江監督は事情を説明しており、内野は「ケンジの扮装をすると西島さんがシロさんに見えてしまう」「大好きな人と京都に来た。ルン! と自由にやらせてもらった」「素敵な西島さんをたくさん撮っています」と楽し気に撮影を振り返っていた。
中江監督は「アドリブと思われるシーンでは、(西島、内野、山本、磯村の)4人が止まらない」ほど盛り上がるそうで、「いつカットをかけていいのか」とためらうことも。一方、新キャストとなる松村に関しては、内野が「真面目な性格ゆえに緊張していた彼をほぐしていった」「心の、演技のマッサージをした」と言い、そんな内野に対して松村は「入口になってくださった」と感謝しきりだった。
なお、作品の設定にちなんで5人が「大好物」を発表するコーナーでは、山本の発言に西島が大爆笑する一幕もあった。東宝の公式YouTubeチャンネルでの完成報告会の公開は12月8日まで。(編集部・石井百合子)