筒井道隆、27年半ぶり月9出演「ミステリと言う勿れ」で青砥役
菅田将暉が主演を務める2022年1月クールの月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」に尾上松也、筒井道隆、遠藤憲一が出演する。3人は劇中で事件が起きるたびに重要な役割を果たす大隣署の刑事役で、尾上は池本優人、筒井は青砥成昭、遠藤は薮鑑造を演じる。筒井がフジテレビの月9ドラマ枠にレギュラー出演するのは、自身が主演を務めた「君といた夏」(1994年7月クール)以来、27年半ぶりとなる。
田村由美の同名人気漫画を原作にした本ドラマは、天然パーマがトレードマークの主人公・久能整(菅田)が、自身の見解を述べるだけで事件の謎も人の心も解きほぐしていくミステリー。ドラマ化が発表されて以降、主人公を取り巻く登場人物たちを誰が演じるのかが原作ファンの間でも注目されていたが、先月、風呂光聖子を伊藤沙莉が演じることが発表されていた。
今回出演が発表された3人のコメントは下記の通り。(清水一)
尾上松也
今回の作品は今まで共演したことのないみなさんとのお仕事ということもあって、すごくワクワクしました。池本はどちらかと言えばムードメーカーのような、明るい刑事です。ですが、ドラマでは刑事としての真っすぐさというところは表現しようと。決していい加減な仕事をしているのではないという、そこにひとつの芯が通っているキャラクターとして演じようと思いました。
(菅田と共演してみて)僕は初共演になるのですが、演じていてとてもやりやすいというか、ストレスを感じることが全くない方です。収録の合間には、笑いの輪に入っているのですが、ふと気がつくと菅田さんは監督ととても真剣に話合っていて…。そういう切り替えもサッとできてしまうのもすごいと思いました。整の独特な空気感とテンポが醸し出す物語に、ぜひ惹(ひ)き込まれてください。
筒井道隆
いただいた台本がすごく面白く、また原作も興味深い作品でしたので、これはぜひ出演させていただきたいとお受けしました。僕も整のように論理立てて考えたり、論破するのも好きなので…好きって言うのも変ですけど、そういう思考の人間なので、すごく共感できました。
(菅田と共演してみて)すごい方だと思いました。収録初日にお会いした時は、菅田くんは風貌から原作の整のイメージ通りで“あっ、こういうストイックなアプローチで演じるのか”と。
コロナ禍で、一見ホワッとした感じの整の言葉、繊細な分析や気づきに共感できると思います。イジメや虐待についての難しい問題などもストーリーに出てくるんですが、整のグローバルな考え方から違う視点に“気づくこと”の大切さを、ぜひ感じていただきたいです。
遠藤憲一
最初にいただいた台本を読んだのですがビックリしました。全てのト書きや“…”、隅々までちゃんと意味がある、相当高度な台本だったので、まずそこに感動して、ぜひ出演したいと思ったんです。主人公の久能整が話す一言、一言が胸にズキンとくる…家族との向き合い方とか、自分にもそういうところがあるのかなぁ? と、かなり突き刺さりました。整が普段の僕たちが見過ごしがちで、考えたこともなかったような心の中を見透かしてくるような? これは視聴者の方にも、きっと共感していただけるのではないかと思います。
(菅田と共演してみて)菅田くんは、心がとてもデリケートだということが体からにじみ出すような人ですね。だからこそ、芝居でも歌でも国民的スターになっちゃう、本当に稀有(けう)な存在なんだと思います。僕は父親のような気分で“がんばってるなぁ”と菅田くんを見ていました。
お詫びと訂正:初出時の数字に誤りがありました。お詫びして訂正致します。