森七菜の新曲「背伸び」、新海誠監督が作詞を担当
女優だけでなく歌手としても活動する森七菜が、新曲「背伸び」を10月27日に配信のみでリリースすることが決定し、歌詞を新海誠監督が手掛けることが明らかになった。
森は新海監督のアニメーション映画『天気の子』で、ヒロイン・天野陽菜の声を務めた。今回、森の「監督の言葉を歌いたい」という熱いラブコールにより、新海監督の作詞が実現した。
森と初めて出会った際、自分の高校生活とはあまりに違うことに衝撃を受けたという新海監督は「『もし同級生に森七菜がいたら、あるいは自分の高校時代が森七菜だったら、それはどんな人生だったろう』とよく考えました。そんな妄想を形にする機会を、七菜さん本人からいただけたことがとても嬉しいです」と作詞に込めた思いを語った。
一方の森は「アフレコ当時、私の発する言葉や息遣いを一つ余さず大切に育ててくれた監督が次に私に与えてくれたものは、皆さんにとっても心地の良いものになるはず。片想いも、こんなにロマンチックなら悪くない。と、思います」とロマンチックな片思いの心情を歌っていることを明かした。コメント全文は、以下の通り。(今井優)
新海誠監督
森七菜さんに初めてお会いした時はまだ高校生で、彼女は仕事のたびに大分と東京を行き来していました。それが僕自身の高校生活とは(当たり前ですけど)あまりに違うことが衝撃で、「もし同級生に森七菜がいたら、あるいは自分の高校時代が森七菜だったら、それはどんな人生だったろう」とよく考えました。そんな妄想を形にする機会を、七菜さん本人からいただけたことがとても嬉しいです。
森七菜
新海さんに初めてお会いしたのは『天気の子』のオーディションで、緊張している私を褒めてくれる新海さんにこれでお会いできるのが最後かもと思い、「『言の葉の庭』好きです。」とお伝えした時です。
最後どころか一本の映画を経てさらに、まさかこんなにも素敵な曲を一緒に制作させていただくことができるとは、思っていませんでした。アフレコ当時、私の発する言葉や息遣いを一つ余さず大切に育ててくれた監督が次に私に与えてくれたものは、皆さんにとっても心地の良いものになるはず。片想いも、こんなにロマンチックなら悪くない。と、思います。