舞台「千と千尋の神隠し」おばたのお兄さんが青蛙役!大澄賢也、吉村直ら新キャスト発表
舞台「千と千尋の神隠し」に出演する新たなキャストが決定した。兄役・千尋の父親を大澄賢也、父役を吉村直、青蛙をおばたのお兄さんが演じる。
宮崎駿※1監督によるアニメーション映画『千と千尋の神隠し』は、2001年に公開され爆発的な大ヒットを記録。2003年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞を受賞。壮大かつ独創的な世界観が、日本のみならず世界中で愛され続けてきた。
初の舞台化にあたり、翻案・演出をジョン・ケアードが担当。千尋役を橋本環奈と上白石萌音、ハク役を醍醐虎汰朗と三浦宏規、カオナシ役を菅原小春と辻本知彦※2、釜爺役を田口トモロヲと橋本さとし、湯婆婆とその双子の姉である銭婆役を夏木マリと朴路美※3が担う。
大澄は、「世界初演・宮崎駿監督の不朽の名作・John Caird 演出の舞台『千と千尋の神隠し』に出演させていただきます。ナイツテイルに引き続きJohnの演出で、本当に素晴らしいキャスト、スタッフの方々と共にこの作品に携り作る喜び、興奮は、言葉では言い表わせません。演劇の神に感謝です。どうぞよろしくお願いいたします」と喜ぶ。
吉村は、「『世界的な成功へ』ジョンとまた舞台を創れる! これ以上の喜びがあろうか! 彼の創る舞台はとにかくステージに立つ役者たちに命をくれる! それはスタッフに対しても同じだ! 作り手のみんなが、観に来てくださった皆さんに、時間と空間を思う存分楽しんでいただくことに喜びを覚えるのだ! こんな時だからこそ、生きる素晴らしさを舞台と客席とで感じあいたい! 楽しもう!」とコメントを寄せている。
また、おばたのお兄さんは、「ジブリ作品に魅了され、ジブリ作品を観て大人になりました。その中でも『千と千尋の神隠し』は僕が一番大好きな作品です。その作品に携われるなんて本当に夢のようです。全身全霊、青蛙になりきります!」と語っている。
彼らのほか、阿部真理亜、新井海人、五十嵐結也、桜雪陽子、大重わたる、折井理子、可知寛子、香月彩里、城俊彦、末冨真由、田川景一、竹廣隼人、知念紗耶、手代木花野、中上綾女、花島令、松之木天辺、水野栄治、武者真由、保野優奈、八尋雪綺、YAMATO、山野光が名を連ねる。
公演は、東京・帝国劇場で2022年3月2日から3月29日(プレビュー公演:2月28日・3月1日)、大阪・梅田芸術劇場メインホールで4月、福岡・博多座で5月、札幌・札幌文化芸術劇場 hitaruで6月、名古屋・御園座で6月・7月に予定されている。(編集部・梅山富美子)
※1:「崎」はタツサキが正式表記
※2:「辻」のシンニョウは点1つが正式表記
※3:「路」は「王+路」が正式表記