二宮和也主演、命の実話「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」映画化が決定
二宮和也が辺見じゅんの小説を映画化した『収容所(ラーゲリ)から来た遺書(仮)』で主演を務めることが明らかになった。
第二次世界大戦終了後、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)で、死と隣り合わせの日々を過ごしながらも、希望を胸に懸命に生きた男の壮絶な半生を描く。二宮は、生きることへの希望を捨てず、仲間たちを励まし続けた実在の人物・山本幡男にふんする。『64-ロクヨン-』の瀬々敬久監督がメガホンを取り、企画プロデュースは『黄泉がえり』の平野隆、脚本は『永遠の0』林民夫がそれぞれ務める。撮影は10月下旬から2022年1月中旬を予定し、2022年に公開予定となる。
これから始まる撮影に際し、二宮は「ただただ帰ることを想って、行ってきます」と山本の心境に寄り添ったコメントを寄せた。瀬々監督は「山本さんら多くの人々を追い詰めてしまった状況を再び作らないよう、戦争の起こした悲劇がもう再び起こらないよう、思いを込めて映画に取り組んでいきたい」と真摯な思いを明かした。(今井優)