赤楚衛二＆坂口健太郎が主演！復讐サスペンス「ヒル」WOWOWで来年3月放送・配信
今井大輔のコミック「ヒル」「ヒル・ツー」が「WOWOWオリジナルドラマ ヒル」として連続ドラマ化され、2022年3月より放送されることが明らかになった。2シーズン構成となり、主演を赤楚衛二（Season1）と坂口健太郎（Season2）がそれぞれ担当する。
本作は、他人になりすましをされた青年が、他人に寄生する不法滞在者“ヒル”の存在を知り、彼らに果敢に立ち向かっていく姿を描く社会派復讐サスペンス。なぜヒルたちが生まれ、社会から落ちこぼれてしまったのかを知り、彼自身も人としての真の愛情に気づき、心の機微を取り戻していくことになる。それぞれ6話ずつの全12話による2シーズンで構成される。
Season1で主演を務める赤楚はドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」で注目を浴び、その後も「彼女はキレイだった」や現在放送中の「SUPER RICH」、映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』など話題作への出演が続く。今作では、他人になりすましをされ、殺人未遂罪で警察に追われるユウキを演じる。警察から逃れるなかで知り合った仲間とともに、ヒルから自分の身分を取り返そうと紛争することに。
Season2の主演を務めるのは連続テレビ小説「おかえりモネ」やドラマ「婚姻届けに判を捺しただけですが」が出演中の坂口。ユウキになりすました男にヒルとしての生き方を教え、また掟を破る者を罰する“ヒル狩りのカラ”の異名を持つ伝説のヒル・カラを演じる。過去に、仮面を付けた男に母親的な存在だったヒルを殺害された過去を持ち、その男に復讐することを心に誓って生きている。
第1話では、友人もおらず、バイト漬けの孤独な日々を過ごしていた21歳の四宮勇気（赤楚）が登場。ある日、夜勤バイトから帰ると部屋に腹部をナイフで刺された見知らぬ男が座り込んでいた。男は搬送先で目を覚ますと、刑事に自分は「四宮勇気」だと名乗り、ユウキが自分を刺したと供述する。その場を逃げ出したユウキは逃亡犯となってしまうが、目の前にゾーカという謎の女が現れ、父親を殺したある人物の復讐を手伝ってほしいと頼まれる。ゾーカは住人が不在の家を渡り歩いて生活するヒルだった。そんな二人は行動を共にするようになり、「ヒル狩りのカラ」の異名を持つカラ（坂口）と出会う。カラも復讐のためだけに日々を抜け殻のように生きるヒルだった。（編集部・大内啓輔）
コメントは以下の通り
・赤楚衛二（Season1主演）
原作、台本を読ませていただき、もしかしたら自分の身近にもあるのではないか？ と思わせられるようなお話で、ヒルの生態や法律が、社会のルールに通用しない中での、それぞれのキャラクター達の人間模様に引き込まれました。僕が演じさせていただく、四宮勇気は父親が殺人犯で、普通の生活に羨望心を抱きながらも俗世を絶っている人。そんな彼が四宮勇気という名前を奪われ、ヒルの世界に巻き込まれていくのですが、撮影中は苦痛と憤怒が心の中に渦巻く日々でした。日常に潜む陰鬱としたヒルの世界に浸かってください。
・坂口健太郎（Season2主演）
ユウキを軸にしたシーズン1があり、シーズン2で、まだ朧げな存在のカラという役をどう表現していくかということを一番に考えました。カラの過去、生きる意思ではなく、方法だけを教えてしまった後悔。カラの中での正義とはなんなのか。どこか身近に感じるヒルという生き方をするカラを通して、みなさんに何か伝われば嬉しいなと思います。