「ウォーキング・デッド」シーズン11初回、ニーガン俳優が言うのを拒んだセリフが存在した
海外ドラマ「ウォーキング・デッド」でニーガンを演じるジェフリー・ディーン・モーガンが、シーズン11第1話「アケロン:パート1」で言うのを拒んだセリフが存在したことを、Entertainment Weekly で明かした。(以下、シーズン11第1話のネタバレを含みます)
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シーズン10の追加エピソードで自分の弱さと向き合い、生まれ変わったニーガン。ダリル(ノーマン・リーダス)ら生存者のコミュニティーで生活するも、ニーガンに夫グレン(スティーヴン・ユァン)を殺されたマギー(ローレン・コーハン)は彼を受け入れようとせず。シーズン11初回では、生存者たちが食糧を求めて、マギーがかつて住んでいたメリディアンへと旅立ち、ニーガンも道案内係として帯同した。
問題のセリフは、生存者がメトロ(地下鉄)の線路を進む途中で登場。独裁者気取りのマギーと口論になったニーガンは、マギーの真の目的は自分を殺すことだと指摘。マギーへの口撃はエスカレートし、ニーガンは「どうする?やるなら、今ここでやってみろ。泥やヘドロにまみれて犬死するのはご免だ。グレンのように」と自らの手で惨殺したグレンの名前を、妻マギーに浴びせたのだ。
脚本を読んだ当時、ジェフリーはグレンの名前を発することはできないと、すぐにショーランナーのアンジェラ・カンへ連絡。「アンジェラには『俺にはこんなセリフは言えない。グレンの名前を出すなってふざけてる。俺ががグレンと発した瞬間、ニーガンの善良な行いが吹き飛んじまう』って伝えた」とセリフの変更を求めた。
その後、該当部分のセリフには3~4パターン用意され、「お前の夫」など別の言い方で撮影したという。「結局、俺も『よし、じゃあグレンの名前を言ってみるか』と折れたんだけどね」と振り返ったジェフリー。完成した映像を確認すると、見事グレンの名前を言ったバージョンが使われていたそうで、「あの時はもう、『クソ野郎! 本当に入れやがった(笑)』って感じだったさ」と笑顔で振り返っている。
初回のラストでニーガンは、ウォーカーに捕まり助けを求めるマギーを見捨てるという衝撃的な行動を取った。二人の確執は物語にどのような影響を与えるのか? 続く第2話「アケロン:パート2」では、マギーを見捨てたニーガンのその後などが描かれている。(編集部・倉本拓弥)
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