『SAO』初登場首位の大ヒットスタート!複数の音響設備で上映
映画週末興行成績
10月30・31日、土日2日間の全国映画動員ランキングが興行通信社より発表され、『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』が初登場首位に輝いた。2日間で観客動員22万5,000人、興行収入3億4,900万円。IMAX版の他、ドルビーアトモス、個々のシアターに合わせて音響を調整したフルダイブサウンド上映、日本映画初のIMAX12chサウンド上映とさまざまな音響設備での上映が実施され、スクリーンアベレージも他作品を大きく上回った。そのほか初登場作品として、コロナ禍で約1年越しの公開となった天海祐希主演『老後の資金がありません!』が2位、永野芽郁、田中圭、石原さとみらが出演する『そして、バトンは渡された』が3位にランクインした。
川原礫による全世界シリーズ累計2,600万部を誇る人気シリーズ「ソードアート・オンライン」。原作者自身によるリブートシリーズで、ヒロイン・アスナの視点で描く新たなアインクラッド編をアニメ映画化。声の出演を松岡禎丞、戸松遥、水瀬いのりら、監督を河野亜矢子が務めている。
2位の『老後の資金がありません!』は、垣谷美雨による34万部を突破したベストセラー小説を実写映画化。キャストに天海のほか、草笛光子、松重豊、新川優愛ら。監督は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲。2日間で動員12万人、興収1億4,900万円となっている。
3位の『そして、バトンは渡された』は、2019年の本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名ベストセラー小説を実写映画化。監督は2位の『老後の資金がありません!』も手掛けた前田哲。土日2日間で動員11万7,000人。興収1億5,800万円、初日から3日間の累計では動員16万人、興収2億円を超えている。
既存作品では、6位の岡田准一主演作『燃えよ剣』が、累計で興収8億円を突破。公開から5週目を迎えた7位の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は累計で動員157万人、興収22億円、7週目を迎えた8位の『マスカレード・ナイト』は動員254万人、興収34億円を突破した。
今週は、よしながふみの人気漫画を西島秀俊&内野聖陽のダブル主演で実写化した2019年放送の大ヒットドラマの劇場版『劇場版 きのう何食べた?』、燃え殻の小説を森山未來、伊藤沙莉、東出昌大らを迎えて映画化した『ボクたちはみんな大人になれなかった』、アンジェリーナ・ジョリー出演のマーベル映画『エターナルズ』、アニメーション映画『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』『蒼穹のファフナー THE BEYOND/第十話「嵐、来たりて」第十一話「英雄、二人」第十二話「蒼穹の彼方」』などが公開される。(編集部・石井百合子)
【2021年10月30日~10月31日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位
1(初)『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』:1週目
2(初)『老後の資金がありません!』:1週目
3(初)『そして、バトンは渡された』:1週目
4(1)『映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』:2週目
5(4)『宇宙の法-エローヒム編-』:4週目
6(2)『燃えよ剣』:3週目
7(3)『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』:5週目
8(6)『マスカレード・ナイト』:7週目
9(5)『CUBE 一度入ったら、最後』:2週目
10(7)『DUNE/デューン 砂の惑星』:3週目