田中圭、永野芽郁と親子役に歓喜「ドヤ顔していました」
永野芽郁と田中圭が4日、都内で行われた映画『そして、バトンは渡された』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇。永野ふんする主人公・優子の義理の父親役を務めた田中は「本当に優子ちゃんのお父さん役をやらせてもらえてよかったと、映画を観てドヤ顔していました」と共演の喜びを語った。
累計発行部数110万部を突破した瀬尾まいこの本屋大賞受賞作を、映画『老後の資金がありません!』などの前田哲監督が映画化した本作。血のつながらない親のもとで育ち、苗字が4回も変わる数奇な人生を送る主人公・優子(永野)と、まな娘を残して失踪した梨花(石原さとみ)の物語が交錯していくさまを描く。
10月29日に全国公開されると、オープニング3日間で観客動員数16万人、興行収入2億1,000万円を超える好スタートを切った。永野は「友達から泣きすぎてマスクがびしょびしょになった」という感想をもらい、母親からは鼻が詰まった声で3秒ほど無言のあと「泣きました」と重い一言をもらったという。一方の田中にも「引くぐらい泣いたとか、何回泣いたか分からないという声をもらっています」と多数の感想が届いていることを明かしていた。
永野と義理の親子を演じた田中は「芽郁ちゃんは、劇中の優子ちゃんのように、ずっと明るくキラキラした笑顔で現場にいてくれました。本当に優子ちゃんのお父さん役をやらせてもらえてよかったと、映画を観てドヤ顔していました」と永野を絶賛。すると、永野も「もともと田中圭さんという俳優さんは知っていたので、いつかご一緒できたらいいなと思っていましたが、一瞬で人を好きにさせる魅力が爆発している方」と評すると「安心してついていこうと思える方でした」と感謝を述べていた。
田中ふんする森宮は眼鏡をかけたキャラクターだったため、田中はイベントなどに登壇する際に眼鏡をかけているというが、この日の眼鏡は永野が選んだものだそう。永野が「この眼鏡は、ファンの方が一番見たいんだろうなと思って選びました」と理由を説明すると、田中は満面の笑みを浮かべ、父親の顔になっていた。
さらに、会場に詰めかけた観客に向かって永野は「この映画を通して心を温めたり、愛情を渡したり受け取ったり……皆さんのこれからが温かいものになってくれたら嬉しいです」とメッセージを送っていた。(磯部正和)
映画『そして、バトンは渡された』は公開中