堤真一「妻、小学生になる。」実写ドラマ化で主演!16年ぶりTBSドラマ
俳優の堤真一が、「週刊漫画TIMES」(芳文社)で連載中の人気漫画を実写化する、2022年1月期のTBS金曜ドラマ枠「妻、小学生になる。」で主演を務めることが明らかになった。TBSドラマへの出演は、2006年の「セーラー服と機関銃」以来、16年ぶりとなる堤は「もうそんなに経ったのですね……。感覚的にはあまりそう感じないのですが、本当に久しぶりですね」と語っている。
村田椰融原作の「妻、小学生になる。」は、妻を失くして娘と2人暮らしを送る男と、妻の生まれ変わりだと主張する小学生を描いたホームドラマ。10年前に最愛の妻・貴恵を失い、陰鬱な生活を送る主人公・新島圭介(堤)。一人娘の麻衣とのコミュニケーションも無くなり、失意のなかで生きる父娘のもとに、転生して10歳の女の子に成長した妻が現れたことから、家族再生の物語が動き出す。
ドラマ化について、堤は「脚本がすごくおもしろかったです。原作の漫画は随分前に読んだことがあるのですが、ドラマの脚本は漫画の世界とはまた違って、非常にリアルに描かれていて、これが今後どう展開していくのか、僕自身が今ものすごく楽しみにしています」とこれから始まる撮影に期待をかける。
言動も記憶も間違いなく妻だが、同居はできず門限は夕方6時、喜び余って抱きしめれば周囲に警察を呼ばれる始末。堤は、ドタバタのなかで再び生きる意味を見出していく圭介役に「実際に『妻が小学生になったら』と考えてみても、どう作りあげていいものか難しいですが、演出家の方と話しながら、僕が演じる新島圭介を作っていこうと思っています。妻が小学生になったことを、圭介がどう受け入れて、そしてどのように進んでいくのか、微塵の疑いもないようにしないといけないなと感じています」と意気込みを語っている。
また、原作者の村田は、漫画家として自立する前に「いつか実写化されるような作品を考えよう」という気持ちで描いたのが本作だったと述懐。「気づけば連載することができ、巻数も増え、そしてついに実写化することが決まりました。大変な時世の中、『妻、小学生になる。』の制作に携わる関係者の皆様には本当に感謝です。そしてこの作品を応援し、支えて下さった読者の皆様、本当にありがとうございます」と感謝と喜びのコメントを寄せている。
脚本は「凪のお暇」などの大島里美が担当。演出は坪井敏雄、山本剛義、大内舞子、加藤尚樹らが務め、中井芳彦と益田千愛がプロデュースする。(編集部・入倉功一)
金曜ドラマ「妻、小学生になる。」は来年1月スタート(毎週金曜よる10:00~10:54)