レオナルド・ディカプリオ、900人以上で集団自殺したカルト教団の教祖役へ
オスカー俳優レオナルド・ディカプリオが、映画『ジム・ジョーンズ(原題) / Jim Jones』でカルト教団「人民寺院」の教祖を演じるべく最終交渉に入ったとDeadlineが報じた。
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同作は1978年11月18日に900人以上の命を奪った集団自殺を強行したジム・ジョーンズを題材にした映画で、『ヴェノム』のスコット・ローゼンバーグが脚本を執筆。MGMの下、ディカプリオの制作会社アッピアン・ウェイが製作を行うことになっている。
ジョーンズは1955年に米インディアナポリスで社会主義キリスト教系新宗教である「人民寺院」を設立し、1970年代までには伝統的なキリスト教を公然と否定し、自分こそが神であると主張するように。1974年、南米ガイアナに教団のコミューンであるジョーンズタウンを建設し、アメリカ政府の抑圧から解放された楽園をうたった。そして1978年11月18日、人権が侵害されているとの情報を聞きつけて同所を訪れていたアメリカ合衆国下院議員とその他4名が信者に銃殺され、その後、ジョーンズは集団自殺を実行。918人の死者のうち、304人は子供だった。
この事件を題材した映画には、『ホステル』のイーライ・ロスが脚本・製作を務め、『V/H/S シンドローム』のタイ・ウェストがメガホンを取ったホラー『サクラメント 死の楽園』などもある。(朝倉健人)