『エターナルズ』アンジェリーナ・ジョリー、マ・ドンソクと会って数分で友達になっていた
マーベル・スタジオ最新作『エターナルズ』(全国公開中)でセナを演じたアンジェリーナ・ジョリーが、共演シーンが多かったマ・ドンソク(ドン・リー)とのエピソードや、お気に入りのシーンを明かした。
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『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界を舞台に、7,000年近く人類の進化を見守ってきた守護者エターナルズの活躍を描く本作。アンジェリーナが演じたセナは、エターナルズで最も戦いを好む女性で、頭でイメージしたあらゆる武器を生成できる。ドンソク演じる戦士ギルガメッシュとは固い絆で結ばれている。
本作でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を果たしたアンジェリーナ。作品に出演する決め手となったのは、多様性を重視したキャスティングだったという。「私は愛や多様性をすごく信じていますし、そういうことから生まれる強さを毎日直接見ています。より深く、お互いが理解できることを。だから、私はそのことにとても惹かれたんです」。
他のエターナルズにも常に冷淡な態度で接するセナだが、劇中ではエターナルズ特有のとある病に苦しむ。「彼女はとても壊れているし、精神的に押しつぶされそうになっているんです」と切り出したアンジェリーナは、セナが強くなるために病を乗り越えようとしていると語る。
「セナは、愛する者のために一生懸命強くなろうとしています。彼女が愛している人々のため、家族や彼女自身のために。彼女の心をなんとか平常に保ち、強さを保持するため、すごく一生懸命なんです」。
苦悩するセナを保護者のように優しく見守るのが、ドンソク扮するギルガメッシュだ。「ドンとの仕事は大好きでした。私たちは、会って数分以内に親しい友人になったんです」とドンソクとの初対面エピソードを明かしたアンジェリーナ。「二人とも演技が大好きだし、アクションも好む。彼はとても暖かくて親切で、一生懸命なんです」と共通点も多かったそうだ。
そんなアンジェリーナは、病に苦しむセナを「僕が彼女の面倒を見る」と守るギルガメッシュのシーンがお気に入りと明かす。「なにが興味深いかというと、セナとギルガメッシュは、男性と女性によく見られる伝統的な関係じゃないということ。一般的に男性と女性では、ある種のロマンスが明白だったり、そこまで平等ではなかったりします。でも、彼らはお互いに敬意を持って、パートナーシップを築いている。私はそれが大好きなんです。男女のそういったパートナーシップを見ることは、とても重要だと思います」。
アンジェリーナの子供たちも『エターナルズ』が大好きだといい、「彼らは、セナが最も私みたいなキャラクターだと言っていました。彼らが、最悪の時の私を見てきているからだと思います」と笑顔。彼らはドンソク演じるギルガメッシュも大好きだそうで、「なぜなら、ギルガメッシュは私を守ってくれるからよ(笑)」と語っていた。(編集部・倉本拓弥)