マーベルドラマ「ミズ・マーベル」配信は2022年後半まで延期か
マーベル・スタジオが製作する、ディズニープラス向けのドラマシリーズ「ミズ・マーベル(原題) / Ms. Marvel」の配信時期が、2022年の7月以降に延期されることになりそうだ。ディズニーの最高財務責任者(CFO)、クリスティン・マッカーシー氏が、現地時間10日の収支報告会において、投資家向けに発表したとCNETほか各メディアが報じている。
もともと2021年後半に配信される予定だった「ミズ・マーベル(原題)」だが、コロナ禍による配信スケジュールへの影響は避けられなかったようで、マッカーシー氏は、2022年の第4四半期における同社の配信予定作品に同作の名をあげたという。
そのため同作は、少なくとも来年7月以降の配信となるが、同氏はこの時期になれば再び作品の安定的な供給が見込めると述べたといい、配信予定には、映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の前日譚(たん)ドラマ「スター・ウォーズ:アンドー(原題) / Star Wars:Andor」や、実写版『ピノキオ』も配信予定に含まれるということだ。
コミックにおけるミズ・マーベルことカマラ・カーンは、超人類・インヒューマン遺伝子の発現により、体の形状を変化させる特殊能力を手にしたヒーロー。2019年に米アナハイムで開催された D23 Expo 内で、「ムーンナイト」「シー・ハルク」と共にドラマ化が発表された。主演は新人のイマン・ヴェラーニが務める。
各エピソードを手がけるのは、『バッドボーイズ フォー・ライフ』のアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー監督、パキスタン出身のシャルミーン・ウベード=チナーイ監督、インド系アメリカ人のミーラ・メノン監督。イマン演じるミズ・マーベルは、『キャプテン・マーベル』の続編『ザ・マーベルズ(原題) / The Marvels』にも登場することが明らかになっている。『ザ・マーベルズ(原題)』は2022年11月11日の全米公開を予定していたが、こちらも2023年2月17日に延期されている。(編集部・入倉功一)