金ロー『アナと雪の女王2』観る前に!知ってると楽しいトリビア
ディズニーの大ヒット映画『アナと雪の女王2』が19日よる9時、日本テレビ系金曜ロードショーでテレビ初放送される。その前に本作をさらに楽しむためのトリビアを紹介!(編集部・中山雄一朗)
こんなところに!隠れキャラがいた
ディズニー作品といえば、劇中にさまざまな隠れキャラや小ネタが登場することでおなじみ。本作でも冒頭、幼いエルサとアナが雪で遊ぶシーンでは、エルサが作り出した雪像としてダンボやベイマックス、ボルト、そして白雪姫が登場する。
アナの衣装は日本の“帯”がモチーフだった!
本作でエルサらと共に旅に出るアナが身に着けているベルトは、日本の “帯”がモチーフ。前作でアレンデール王国が開かれ、日本から贈られたという裏設定があるそう。ジェニファー・リー監督も来日イベント時、「アナは長い旅を経験します。その際には体はもちろんのこと、気持ちも守らなければならないのです。強くて自分を守ってくれるものは何かと考えたとき、日本の帯を知り、インスピレーションを得ました」と明かしていた。
わかった?まさかのオマージュ
クリストフがアナへの愛を歌った「恋の迷い子」のシーンでは、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」のミュージックビデオを彷彿させる場面がある。同楽曲は80年代、90年代のロックバラードをイメージして作られたもので、クリス・バック監督は「われわれはクイーンをはじめ、80年代のロックバラードにオマージュをささげたよ。当時のミュージックビデオ全部にインスピレーションを受けているんだ」と語っている。
カットされた新曲があった!
前作に続き、本作でも「イントゥ・ジ・アンノウン」をはじめ、名曲がたくさん。しかし、本編に使われず、カットされてしまった新曲もあったそう。劇中の楽曲を制作したロバート・ロペスによると、本作のために「全部で14曲書いて、7曲が本編で使われた」とのこと。残りの7曲はカットされてしまったわけだが、そのうちの4曲はサウンドトラックのデラックス版に収録されている。
なぜ?エルサに恋人がいないワケ
ディズニープリンセスといえば、恋のお相手が付き物で、本作でもアナにはクリストフがいるが、エルサにはそのような相手が登場しない。ファンからはエルサにもパートナーを望む声もあるが、プロデューサーのピーター・デル・ヴェッチョは「エルサはすごくシャイですし、まだ恋愛関係になる準備ができていないと思うんですね。それに今は自分自身を理解することで精いっぱいだと思います」と答えている。
「わたしにできること」に込められた思い
映画の後半、アナが絶望の中で一歩ずつ前に進もうとする心を歌った「わたしにできること」。この楽曲の裏には、悲しい出来事があった。監督のクリス・バックは前作の制作を終えたころ、息子のライダーさんを交通事故で亡くしていたのだ。映画が大成功を収める中で、クリスは計り知れない悲しみを抱えていた。そんな彼を近くで見てきた作曲家のロバート・ロペス&クリステン・アンダーソン=ロペス夫妻は、この曲にクリスの姿を投影し、クリスへの思いも込めて作ったという。なお、本作に登場する“ノーサルドラ”の青年ライダーは、クリスの亡くなった息子にちなんで名づけられた。