カーネイジ役は片岡愛之助!『ヴェノム』続編、尾上松也も声優参加
映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(12月3日公開)の特別試写会イベントが25日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、歌舞伎俳優の片岡愛之助が、ヴェノムの宿敵カーネイジの日本版声優を務めることが発表された。全身カーネイジ化した姿で登場した愛之助は、「マーベル作品が大好きだったので、オファーを受けてすごくうれしかった」と笑顔を見せた。この日は、吹き替え声優の諏訪部順一(エディ役)と中川翔子(アン役)、本作のアンバサダーを務める尾上松也がMCとして出席した。
本作は、マーベルヒーロー・スパイダーマンの宿敵としても知られるヴェノムを主人公にした映画『ヴェノム』の続編。刑務所に収監中の連続殺人鬼クレタス・キャサディ(ウディ・ハレルソン)がカーネイジとして覚醒し、主人公エディ・ブロック(トム・ハーディ)とヴェノムに襲いかかる。
地球外生命体シンビオートに寄生されたかのように、顔半分を残したカーネイジ姿でイベントに登場した愛之助。長時間かけて特殊メイクを施した自身の姿に、「強くなった気分ですね。このまま六本木を歩きたいです」と感想を述べると、「マーベル作品はもともと大好きなので、オファーを頂きすごくうれしかった。前作も観ていて(ヴェノムの吹き替えを担当する中村)獅童さんとの対決になるのか……と思いました」と期待に胸を膨らませてのアフレコ収録だったと明かす。
イベントでは、アンバサダーを務める松也も声優として参加していることが明らかに。松也は「歌舞伎色が強いですね」と語ると、愛之助は「ぜひカーネイジ歌舞伎やってみたいですね。面白そうですよ」とノリノリで語った。
前作から引き続きエディの声を担当する諏訪部は、「今回はトム・ハーディの演技もありますが、コミカルさや軽快さ、格好悪さを表現したいという演出意図があったので、僕のなかでも高めの声を使って演じました」と語ると、ヒロイン・アン役の中川も「前作以上にアンの心理描写が複雑なので、ニュアンスを大事にしました」と役作りについて述べていた。(磯部正和)