「アバランチ」桐島は敵か味方か?ネットで考察展開
綾野剛主演のカンテレ・フジテレビ系月曜10時枠のドラマ「アバランチ」で、じわじわ人気を集めているのが内閣情報調査室のエース・桐島雄司(山中崇)。これまで綾野演じる羽生ら謎のアウトロー集団「アバランチ」と対峙する内閣官房副長官・大山(渡部篤郎)の右腕として暗躍していた彼だが、SNS上では彼が「アバランチ」の味方なのではないかという考察が展開されている。
本作は、警察も手を出すことのできない「見えない巨悪」に破天荒な方法で制裁を下す謎の集団「アバランチ」の活躍を描くサスペンスアクション。15日放送の5話では、これまで謎に包まれていた羽生(綾野)の過去や「アバランチ」結成のいきさつが明らかになり、22日放送の6話では大山が「アバランチ」への反撃を開始。羽生が全国指名手配され、追い詰められていくこととなった。
これまでは「アバランチ」の情報収集に徹し、反撃の機会をうかがっていた大山だが、その情報収集を担っていたのが桐島。大山に恨みを持っている可能性のある者を洗い出し、髪の毛一本から「アバランチ」の手がかりをつかんでしまうほど有能な男で、大山の忠実な部下と思われてきたが、ここへきて「桐島は味方説」が浮上。5話では、かつて桐島が「アバランチ」を率いる警視庁特別犯罪対策企画室・室長の山守美智代(木村佳乃)と共に働いていたことが判明。パートナーである藤田(駿河太郎)を亡くした山守が取り乱した際には、大山の黒い疑惑に気づいているそぶりをみせつつ、「気持ちはわかるが興奮するな」と静かに山守を諫めていた。
そんな桐島の“グレー”なキャラがじわじわと人気を博し、SNS上では「大山に尽くしているフリして本当は山守さんの味方なんじゃないか…?と期待してる」「桐島さん、いろいろ含みがあるんだよなあ」「桐島くんはこっち側だと信じてる」といった考察でにぎわい、最後に大山を裏切ってほしいという期待が多く寄せられている。
演じる山中崇は、今年はドラマ「アノニマス ~警視庁“指殺人”対策室~」「きれいのくに」「トーキョー製麺所」「プロミス・シンデレラ」、NHK単発ドラマ「おもひでぽろぽろ」などに出演。12月に映画『明け方の若者たち』の公開を控えるほか、2022年度前期放送の連続テレビ小説「ちむどんどん」が待機中。同作では、主人公・暢子(黒島結菜)が働くレストランの常連で、幼なじみが勤める新聞社の上司にふんする。(編集部・石井百合子)