イカゲームとのギャップすご!イ・ジョンジェ『ただ悪』で殺し屋に変身
全世界で大ヒットを記録しているNetflixのドラマ「イカゲーム」でデスゲームに挑む主人公のギフンを演じ、ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードにもノミネートされたイ・ジョンジェ。12月24日に日本公開される映画『ただ悪より救いたまえ』では残酷非道な殺し屋にふんし、「イカゲーム」とは全く異なる顔を披露している。
『ただ悪より救いたまえ』は、大人気ノワール映画『新しき世界』で見事な化学反応を見せたファン・ジョンミンとイ・ジョンジェが再共演することでも話題の大ヒット作品。腕利きの暗殺者インナムと、復讐のためにインナムを追いかける殺し屋のレイが、タイの犯罪組織や警察まで巻き込んだ壮大な抗争を繰り広げる。
イ・ジョンジェ演じるレイは、義兄(豊原功補)を殺されたことから、復讐のためにインナム(ファン・ジョンミン)をどこまでも追いかけていく冷酷無比な殺し屋。「イカゲーム」の借金取りに追われる冴えない中年男性・ギフン役で見せた人間味あふれる魅力とは反対に、『ただ悪より救いたまえ』では人を殺すことに快感を覚えるレイの異常なまでの狂暴性を見事に表現。激しいアクションにも挑戦し、その鋭い表情からはカリスマ性すらも感じられる。このたび公開されたメイキング写真でも血まみれになったレイの姿が確認でき、ギフンとはかけ離れた役どころであることが伝わってくる。
脚本と監督を務めたのは、『チェイサー』『哀しき獣』の脚本家として知られるホン・ウォンチャン。本編の80%以上が日本やタイなど海外で撮影されており、メイキング写真にはタイの三輪タクシー・トゥクトゥクに乗ったイ・ジョンジェの姿も収められている。(編集部・吉田唯)