「カムカムエヴリバディ」急展開に衝撃 YOUの熱演に称賛も
14日に放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第32回では、初代ヒロイン・安子(上白石萌音)の義母・美都里(YOU)にまつわる衝撃の展開に。「まさか」「急展開すぎる」と反響を呼んでいる。
朝ドラ史上初となる3人のヒロインで紡ぐ「カムカムエヴリバディ」(月~土、総合・午前8時~ほか、土曜は一週間の振り返り)は、戦前から戦後、そして令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ母から娘へとバトンをつなぐ、三世代100年の家族の物語。初代ヒロイン・安子を上白石、二代目ヒロイン・るいを深津絵里、三代目ヒロイン・ひなたを川栄李奈が演じる。「ちりとてちん」を手掛けた藤本有紀によるオリジナル作品で、城田優が英語と日本語を織り交ぜた語りを担当。AIの主題歌「アルデバラン」がドラマを彩る。(以下、第32回のネタバレあり)
長男・稔(松村北斗)の戦死の知らせを受けて以来、しょうすいしきった様子だった美都里。第31回(13日放送)では、戦地から無事に戻って来た安子の兄・算太(濱田岳)の両親に対する思いを受け止め、抱きしめながら「生きとるだけでええんじゃ」と優しく語りかけた。続く第32回。孫のるいに「るいのお父さんも、おはぎが好きじゃった」と稔との思い出話を聞かせるなど、徐々に稔の死を受け入れ、明るさを取り戻していく。
そんな中、会社のチームワークを磨くため雉真繊維に野球部を作り、売り上げを向上させた次男・勇(村上虹郎)の勇姿をそろって見守る千吉(段田安則)と美都里。「自慢の息子じゃ、稔も勇も」と笑顔を見せる美都里に「そうじゃな。ありがとう、美都里」と返す千吉。そんな二人の様子を背に、突然「再びクリスマスが近づく頃に、美都里は稔のいる空の向こうへと、旅立ちました」と美都里の死を告げるナレーションが入った。
まさかの“ナレ死”にネット上は騒然。「まさかこんな展開になるなんて」「ショック」「寂しい」「美都里さんありがとう」「安らかに」と視聴者の感情は入り乱れた。また、儚くも穏やかな美都里を表現したYOUに対し、「すごい」「YOUさんじゃなければできない魅力だった」と惜しみない称賛が送られている。(清水一)