多部未華子、第1子出産を経て激変「世界が違って見える」
多部未華子が18日、都内で行われたアニメーション映画『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』の公開記念舞台あいさつに出席し、第1子出産を通して迎えた自身の変化を打ち明けた。
本作は、見た目は赤ちゃんながら大人の知能を持つ主人公が騒動を巻き起こすアニメ『ボス・ベイビー』の続編。ビジネスで成功を収めたボス・ベイビーと専業主夫になった兄ティムがそれぞれの人生を歩むも、新たなボス・ベイビーに再び引き合わされ、世界を救うためのミッションに挑むさまを描く。
新キャラクターのボス・レディ役の日本語吹き替えを担当した多部は、「新参者で登場するので緊張しました。どうでしたか?」と観客に感想を尋ね、盛大な拍手をもらうと、「すごくまくしたててしゃべる活発な女の子で大変で、慣れるまで時間がかかりましたが、楽しくやらせていただきました」と安どの表情を見せる。
年末恒例の「今年の漢字」を発表することになると、多部は「環境」と記し、「今年、子供が生まれたことが人生の中で一番大きな出来事になりました。環境が変わって、同じ道を歩いていても世界が違って見えるようになりました」と自身の変化を告白。さらに、「去年、『ボス・ベイビー』に参加していたら、なんとも思わない」とポロリと出た本音に「と言ったら失礼ですけど」と笑いつつ、「今年子供を産んだので、全赤ちゃんがかわいく見えて仕方ない」と目じりを下げ、「自分にとって特別な年に、この作品に参加させていただけてすっごく幸せで、最高の1年の締めくくりになったと心から思います」としみじみと語った。
この日は、吹き替えキャストのムロツヨシ、芳根京子、宮野真守、乙葉、石田明(NON STYLE)も登壇。前作に引き続いてボス・ベイビー役を務めたムロは、「昨日、妹から『DVDよこせ』とすぐに連絡が来ました。びっくりしました。いろいろ反響はございます」と自分の周りでも本作が話題になっていることを報告し、「ボス・ベイビーの魅力は使命感と内に秘めた愛。自分のために動いているようで、どこかで誰かに対しての愛があり、今回は兄に対する愛を再確認していくのが魅力」とアピール。
ボス・ベイビーの兄ティム役の宮野は、今年の漢字に「復活」を選び、「今年はエンタメ業界も復活してきたのかな。この映画も劇場でたくさんの人に観てもらえるようになっていますし、僕自身も、やっと有観客でライブができたんですよ。それは非常に大きかったです。こみあげるものがありました」と喜びの声を上げていた。(錦怜那)
映画『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』は公開中