広瀬すず、新5000円札の顔・津田梅子役で華やかドレス姿!SPドラマ来年春放送
テレビ朝日は21日、女優の広瀬すずが、2024年を目途に刷新される5000円札の肖像画となる教育者・津田梅子を演じるスペシャルドラマ「津田梅子 ~お札になった留学生~」を、2022年春に放送すると発表。ドレス姿のビジュアルも公開された。
わずか6歳でアメリカに留学し、帰国後は日本における近代女子教育の発展にまい進した津田梅子(幼名・梅)。ドラマは、彼女が11年の留学を終えて帰国した17歳から、再留学する25歳までの日々をメインにストーリーを構成。女子留学生の活躍できる職業に乏しく、女性の自立も難しかった当時の日本で、未来を切り拓こうと奮闘する姿を、淡い恋心に揺れ思い悩むさまなど、知られざる「津田梅子」像を交えて描く。
梅を演じる広瀬は、脚本について「津田梅子さんは“強い”という言葉だけでは物足りなさを感じるくらい、粘り強い女性。カッコイイなとシンプルに思いました。彼女がいなかったら、今の私たちはどうなっていたんだろうと思います」とコメント。
また「6歳から11年も留学していた彼女の内なる人格はアメリカ人ということもあり、演じる感覚が違って難しいです。なかなか経験できない役だなと思うので、挑戦しがいがありますね」と語りつつ、「お札になるような人物を演じるなんて……ものすごく光栄なこと!」と歓喜。「新しい紙幣ができたら5000円札を見るたびに、“私、この津田梅子さんを演じたんです!”ってめちゃくちゃ言いたくなると思います。2024年が楽しみ! 早く、新5000円札を見てみたいです」と明かしている。
今年3月に放送されたSPドラマ「エアガール」では、戦後初のCA(キャビンアテンダント)を演じた広瀬。再び先駆者の女性を演じることにも、特別な思いがあるようだ。「『エアガール』に続いて、女の子たちの背中をそっと押すような、希望が感じられるような作品になったらいいなと思います。今の自分たちの礎を作ってくれた“最初の女性”の姿ってやっぱり心に響きますし、それを演じられることはとても光栄です」
ちなみに、公開されたビジュアルで華やかなドレス姿を披露しているが「どれも美しくて着ているだけで楽しいですが、“津田梅子ダイエット”ができそうなくらい、ずーっと苦しいです(笑)。少しでも食べすぎると苦しくなるので気が抜けないんです」と告白。「でもだからこそ、着るとキュッと役に気持ちが入る気がします」と語っている。
脚本は「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」で第39回向田邦子賞に選ばれた橋部敦子、監督は「エアガール」「やすらぎの郷」などの藤田明二、音楽は葉加瀬太郎が担当する。(編集部・入倉功一)