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10代の宮崎あおい、衝撃の美しさ!『害虫』20周年記念上映

宮崎あおい主演『害虫』より
宮崎あおい主演『害虫』より - (C)日活

 宮崎あおいが主演を務めた2002年の映画『害虫』と、水橋研二つぐみ共演の1999年の映画『月光の囁き』、塩田明彦監督の代表作2作品がリバイバル上映されることが決定した。『月光の囁き』は2022年1月21日から28日まで新宿武蔵野館で、『害虫』は1月22日から28日までユーロスペースで、それぞれレイトショーでDCP上映となる。

【動画】宮崎あおい&蒼井優共演の衝撃作『害虫』予告編

 2022年1月29日より新作映画『麻希のいる世界』の公開を控える塩田監督。同作の公開を記念し、塩田監督の代表作、人気作品から「青春映画のお約束をことごとく破りながら純愛を描いている」として『害虫』『月光の囁き』2作の上映が決定した。『害虫』は初公開から20周年記念上映となる。

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 『害虫』は、塩田監督3作目の劇場公開作。宮崎あおい演じる13歳の中学1年生・サチ子の日々を追う。母親の自殺未遂、小学校6年生のときの担任教師・緒方との恋など過去がさまざまな噂話となって、クラスメートたちとなじめないサチ子。そんな彼女にとって唯一の安らぎが、学校を離れ、町で気ままに暮らす若者たちとささいな悪事をして過ごすひとときだった。クラスメートの夏子は、そんなサチ子を再び学校に引き戻そうと努力し、サチ子は再び学校に通い始めるもやはり彼女の居場所はなく、かつての恋の相手・緒方に会いに行く。

 緒方に田辺誠一、夏子に蒼井優がふんするほか、沢木哲天宮良石川浩司(たま)、伊勢谷友介りょうらが出演。音楽を、ナンバーガールが担当している。ベネチア映画祭現代映画コンペティション部門(現・オリゾンティ部門)に出品されたほか、ナント三大陸映画祭コンペティション部門審査員特別賞、主演女優賞(宮崎あおい)を受賞した。

『月光の囁き』より(C)2002 日活・TBS・ソニーPCL

 『月光の囁き』は、塩田監督の劇場映画監督デビュー作で、ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭(改称後:ゆうばり国際ファンタスティック映画祭)審査員特別賞と批評家賞をダブル受賞した出世作。ようやく思いを通わせた高校三年生の原紗月と日高拓也が、傷つけ合いながら歪んだ愛にのめりこんでいく。主人公のカップルを水橋研二とつぐみが体当たりで熱演。主題歌にスピッツの「運命の人」が起用された。海外では、ロカルノ国際映画祭やトロント国際映画祭などで上映されている。(編集部・石井百合子)

宮崎あおい&蒼井優共演の衝撃作『害虫』予告編 » 動画の詳細
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