『007』ボンドガールのレア・セドゥが看守役!囚人役ベニチオ・デル・トロは「テディベアみたい」
映画『007』シリーズのボンドガールとして知られるフランス人女優レア・セドゥが、28日に公開を控えるウェス・アンダーソン監督作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』では美しき看守シモーヌ役を務めている。レアが自身の役柄や、彼女と服役中の凶悪犯にして天才画家でもあるモーゼス(ベニチオ・デル・トロ)の関係について語った。
編集長が急死したことにより廃刊が決まった雑誌「フレンチ・ディスパッチ」の追悼号にして最終号に掲載された一連の記事という設定で、4つの物語をつづる本作。レアが登場するのは、そのうちの1編である「確固たる(コンクリートの)名作」。狂気の画家(ベニチオ)と彼の看守兼ミューズ(レア)、そして強欲な画商(エイドリアン・ブロディ)についての物語だ。
レアは「彼女はただキュートなだけでなく、とても偉そうでしょ?(笑) 権威を振りかざすから」とシモーヌ役について表現。「わたしが気に入っていたのは、ベニチオが演じるキャラクターがテディベアのようで、とても心優しいというところ(笑)。彼は心の奥底ではとてもロマンチックなの。一方、わたしのキャラクターはとても偉そうで、主導権を握っている。物事を決めるのは彼女」とシモーヌとモーゼスの複雑な関係を明かす。「ベニチオ(が演じるキャラクター)はアーティストであり、シモーヌに恋をしているから、彼女への恋愛感情からインスピレーションを得ている。シモーヌはある意味、彼が芸術を通して自己表現することを可能にしているの」
レアはモーゼスのモデルとして、美しくもどこかコミカルなポージングの数々も披露している。「振付師とは、優雅であるために適したポジションを見つけていくといった作業をしていった。ああいったポーズは難しくて、大変だから……。美しいし、とても笑えるでしょ?」と笑顔を見せていた。
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』には、レア、ベニチオ、エイドリアンのみならず、ティルダ・スウィントン、フランシス・マクドーマンド、ティモシー・シャラメ、マチュー・アマルリック、ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、クリストフ・ヴァルツ、エドワード・ノートンをはじめとした豪華キャスト陣が集結している。(編集部・市川遥)
映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は1月28日より全国公開