大賞は『ドライブ・マイ・カー』毎日映画コンクール
第76回毎日映画コンクールの受賞結果が20日、発表され、『ドライブ・マイ・カー』が日本映画大賞に選ばれた。
毎日映画コンクールは1946年、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された映画賞。
『ドライブ・マイ・カー』は村上春樹の短編小説を、『偶然と想像』が公開中の濱口竜介監督が西島秀俊を主演に迎えて映画化した作品で、米ゴールデン・グローブ賞の作品賞-非英語作品(旧・外国語映画賞)を受賞するなど、国際的に評価されている。
役所広司が刑期を終えた元殺人犯にふんした『すばらしき世界』は、日本映画優秀賞、男優助演賞(仲野太賀)、撮影賞、音楽賞の最多4冠に輝いた。主な受賞結果は以下の通り。
日本映画大賞:『ドライブ・マイ・カー』
日本映画優秀賞:『すばらしき世界』
外国映画ベストワン賞:『ノマドランド』
男優主演賞:佐藤健『護られなかった者たちへ』
男優助演賞:仲野太賀『すばらしき世界』
女優助演賞:清原果耶『護られなかった者たちへ』
スポニチグランプリ新人賞(男性):和田庵『茜色に焼かれる』
スポニチグランプリ新人賞(女性):片山友希『茜色に焼かれる』
監督賞:濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』
アニメーション映画賞:『岬のマヨイガ』
ドキュメンタリー映画賞:『水俣曼荼羅』
(編集部・中山雄一朗)