舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」ハリー役がクビに 共演者からの告発受け
ブロードウェイの人気舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」から、主人公ハリー・ポッター役のジェームズ・スナイダーが解雇された。現地時間23日、プロデューサーが声明を通じて発表した。
プロデューサーによると、ジェームズの解雇は共演者のダイアン・デイヴィス(ハリーの妻ジニー役)からの告発がきっかけだという。具体的な内容は明かされていないが、昨年11月にジェームズの“行動”に関する申し立てを受けたプロデューサーは、彼を無期限の謹慎処分とし、第3者への調査を開始。調査の結果を受け、ジェームズとの契約を打ち切ったとのこと。25日現在、彼の名前は公式サイトの出演者一覧からも消えている。
ジニー役のダイアンは、現在休職中。プロデューサーは「彼女のプライバシーを尊重し、調査の整合性を保つため、我々はこの件に関してこれ以上のコメントは致しません」とし、「我々は安全かつ包括的な職場を作り上げることに注力しており、舞台に携わる全ての人に対して、健全なポリシーと手順を設けています。あらゆるハラスメントを禁ずると同時に、全てのスタッフが不適切だと思われる行為を報告できる環境を整えています」と声明を通して明かしている。
「ハリー・ポッターと呪いの子」は、シリーズ第7弾「死の秘宝」の最後の戦いから19年後を舞台に、父親となったハリーとその仲間たちのその後を追った作品。7月8日からは世界で7番目となる日本・東京公演が開幕予定で、ハリー役を藤原竜也、石丸幹二、向井理のトリプルキャストが務める。(編集部・倉本拓弥)