「婚活探偵」向井理に癒やされる!新境地の“愛されキャラ”に共感必至
1月8日より放送されているドラマ「婚活探偵」(全6話、BSテレ東・土曜よる9時~)で主演を務めている向井理。ハードボイルドな雰囲気を醸し出しながらも、その素顔は婚活に奔走する探偵というギャップたっぷりな役どころに挑んでいる。
本作は、大門剛明による同名の連作短編をもとに、探偵稼業の裏で人生を賭けた婚活に奔走する主人公の姿を描く人情ラブコメミステリー。向井が演じる黒崎竜司は事件を次々と解決する敏腕探偵にして、容姿端麗で見た目も文句なし、その一方で女性とは無縁の日々を40年あまり過ごしてきた……という役どころ。結婚相談所のアドバイザーである城戸まどかを成海璃子が演じるほか、黒崎に憧れる後輩の八神旬役で前田旺志郎、黒崎行きつけのバーで働く倉野梓紗役で橋本マナミ、探偵事務所の所長である風見正芳役でマキタスポーツが出演している。
第1話の放送後、1週間ほどで見逃し配信の再生数は100万回再生を突破し、BSテレ東の番組として過去最高の再生数を記録している「婚活探偵」。その人気の理由はやはり、向井ふんする驚くほどに恋愛下手な主人公から漂う人間らしさ。ハードボイルドな探偵の顔と、マジメすぎるがゆえに不器用になってしまう婚活モードのギャップが人気を呼んでいる。下手をすると変人ともなってしまいそうな黒崎のキャラクターだが、向井の好演による絶妙なさじ加減で作り上げられたコミカルな人物像が共感を誘っている。
向井自身、そんな黒崎については「やっていることは一緒でもまわりの反応が違ったり、場所が違ったり、TPOがズレることで面白くなったりする、とにかく『真面目に愚直にやっている人の滑稽さ』というものが出せればいいなと思います。黒崎という人を愛してもらえるように演じたいです」という思いだったそう。女心のわからないハードボイルド探偵という新境地で、共感必至の愛されキャラを表現している。
第1話では、婚活アドバイザーの城戸まどかとの模擬デートの結果、100点満点中13点を叩き出し、婚活用のプロフィール写真も「どう見ても変な人です」とダメだしされてしまった黒崎。ゼロならぬマイナスからのスタートと思われたが、婚活相手の美点を率直に称賛したり、共通の会話のために苦手な読書に励んだり、慣れないスマホを新たに購入してみたりと、相手を理解しようと真っすぐに接することで、意外にも彼女たちの心を開いていくことに。その黒崎の姿には「応援したい!」という声が多くあがっている。
そんな黒崎の婚活相手となる女性陣も、どこか一癖あるキャラクターが揃う。人見知りを乗り越えた黒崎が知り合った女性たちとの距離を縮めて、このままうまくいくかと思いきや、一筋縄ではいかない彼女たちとの間に思わぬ障壁が現れて……という展開に。だが、黒崎と婚活相手による微笑ましいやりとりや、新たな出会いを経て成長と変化を遂げていく黒崎の姿も、本作の見どころとなっている。これまでに婚活相手役として堀田茜、佐津川愛美、野波麻帆が登場しており、今後は市川由衣(第4話)、筧美和子(第5話)、うらじぬの(第5話)が名を連ねている。
1月29日放送の第4話では、黒崎が小林(関口アナン)という男から婚約者・早坂愛海(木野山ゆう)の素行調査の依頼を受けることに。小林は、彼女が過去に整形をしているのではと疑っていたのだ。その一方、城戸まどかの薦めで婚活パーティーに出席した黒崎だったが、高嶺の花の女性や、高収入な男たちを前に自信を失くし、会場を後にする。そんななか、会場でひときわ目を引く若松沙雪(市川由衣)が黒崎を気に入っていたことがわかり、奇跡的にマッチング。デートを経て仮交際から1か月も過ぎて順調そのもの。しかし、経験から黒崎は何かがあると不安になるのだった。(編集部・大内啓輔)
ドラマ「婚活探偵」(全6話)はBSテレ東にて放送中(土曜よる9時~)見逃し配信あり