濱口竜介監督、ベルリン映画祭の審査員に
世界三大映画祭の一つで、来月10日に開幕する第72回ベルリン国際映画祭コンペティション部門の審査員を、『ドライブ・マイ・カー』『偶然と想像』の濱口竜介監督が務めることが明らかになった。
審査員長は『シックス・センス』『オールド』などのM・ナイト・シャマラン監督。コンペティション部門にはフランソワ・オゾン監督の『Peter von Kant』、ホン・サンス監督の『The Novelist's Film』などが選出されている。
濱口監督は昨年、『偶然と想像』で同映画祭の銀熊賞(審査員グランプリ)を獲得。『ドライブ・マイ・カー』では日本映画として初となるカンヌ国際映画祭の脚本賞に輝いた。一昨年、ベネチア国際映画祭の銀獅子賞(監督賞)を受賞した黒沢清監督の『スパイの妻<劇場版>』には脚本家として参加するなど、世界三大映画祭でその名をとどろかせてきた。(編集部・中山雄一朗)