高橋一生、刑事役でTBS連ドラ初主演!柴咲コウ演じる犯罪コーディネーターと異色バディに
高橋一生が、4月スタートの金曜ドラマ「インビジブル」でTBS系の連続ドラマ初主演を務めることが発表された。凶悪犯罪者を追うサスペンスとなる本作で、高橋が誰よりも悪を憎む型破りな刑事役、共演の柴咲コウが“インビジブル”と呼ばれる犯罪コーディネーター役を担う。
「ROOKIES」(2008)、「南極大陸」(2011)、「クロコーチ」(2013)など数々のTBSドラマを手掛けたいずみ吉紘がオリジナル脚本に挑む本作。警察すら存在を知らない凶悪犯、通称・クリミナルズを捕らえるため、刑事・志村貴文(高橋)と犯罪コーディネーター“インビジブル”(柴咲)という絶対に相容れないはずの2人が、異色のバディを組む。闇に隠れていた凶悪犯たちをあぶりだす2人には、やがて絆が芽生えていく。
高橋ふんする主人公の志村は、警視庁管内で起きた未解決事件の継続捜査を行う「特命捜査対策班」所属の刑事。もともとは捜査一課の最前線で事件捜査に当たっており、犯人逮捕への熱意は捜査一課の中でもひときわ強かった。そのため、犯人を逮捕するためなら時にグレーな手段を使うこともあり、その行き過ぎた捜査がきっかけで捜査一課から特命捜査対策班へ左遷された。“悪”を許してはならないという執念にも近い正義感を持っており、周囲の人間からは時として危険視されることもある異端の存在だ。
柴咲演じる“インビジブル”は、裏社会を牛耳り、あらゆる凶悪犯罪者たちの取引を仲介する犯罪コーディネーター。その存在は警察内部でも一部の人間しか知らず、都市伝説とささやかれていた。そんなインビジブルが、キリコと名乗り、自身が関わってきた未解決事件や凶悪犯罪者の情報を提供し、犯人逮捕に協力すると警察に申し出る。協力する条件として、捜査一課から左遷された刑事・志村貴文を担当に指名する。
高橋は、「アクションシーンにも挑戦するのですが、僕41歳なんですけれどというぐらいのアクションになってくると思うので、とにかく体を壊さないように頑張りたいと思っています。柴咲さんとは何度も共演させていただいていて、お芝居で会話ができる方なのでとても心強いです」とコメントを寄せ、一方の柴咲は、「一生さんとは久しぶりの共演になりますが、佇まいや演技の間合いが天才的な方なので、とても安心しています。これからの撮影がとても楽しみです」と語っている。
これまでに高橋と柴咲は、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017)や、打合せから撮影までドラマの制作工程がすべてテレワークで行われたNHKドラマ「今だから、新作ドラマ作ってみました」(2020)などで共演したことがある。なお、柴咲がTBSドラマに出演するのは「安堂ロイド~A.I.knows LOVE?~」(2013)以来、約9年ぶりだ。(編集部・梅山富美子)
コメント全文
■高橋一生
僕が演じさせていただく志村は、捜査畑を歩んできたものの、行き過ぎた捜査手法で独断専行をしてしまうことが多いので問題となり、左遷という形で警視庁管内の未解決事件の継続捜査をする部署に異動させられた刑事です。台本を読ませていただいて、今までに僕が演じたことのないキャラクターで、作品に対するワクワク感と共に志村を演じることがとても楽しみだと思いました。今回、アクションシーンにも挑戦するのですが、僕41歳なんですけれどというぐらいのアクションになってくると思うので、とにかく体を壊さないように頑張りたいと思っています。柴咲さんとは何度も共演させていただいていて、お芝居で会話ができる方なのでとても心強いです。柴咲さん演じる犯罪コーディネーターと刑事の志村は今後どういった関係になっていくのか……皆さんが毎週楽しみになるようなアクションあり、心理戦ありのおもしろい作品になると思っていますので、ぜひ注目して観ていただけたらと思っています。
■柴咲コウ
私が演じるのは、“インビジブル”と呼ばれる犯罪コーディネーター役です。原作のない作品で、オリジナルのキャラクターなので、スタッフの方と意見を交わしながら、どういうキャラクターなのか、1から構築していくのが大変でもあり楽しいですね。まずはビジュアルからと思い色々と試行錯誤を繰り返していますが、相手の演技やお芝居のぶつかり合いでもどんどん変わっていく。その感覚をキャラクターに落とし込んでいけたらなと思っています。一生さんとは久しぶりの共演になりますが、佇まいや演技の間合いが天才的な方なので、とても安心しています。これからの撮影がとても楽しみです。一般的に“正義と悪”っていうのは、白と黒でわけられることが多いと思うんですけど、時には白と黒が入れ替わることもあると思うし、本質では真逆だったりすることもあると思うんですよね。この作品で描かれる“正義と悪”ではそういう部分が見え隠れしてくると思うので、その人間模様も楽しんでもらえたらうれしいです。
■プロデューサー・佐藤敦司
このドラマは、正義と悪、真逆の立場である2人が、闇に隠れる“目に見えない”凶悪犯罪者を追うサスペンス、そして、登場人物たちの謎と起伏に富んだストーリー展開で魅せる異色の刑事ドラマです。主演の高橋一生さんには、目的を果たすためには多少強引な捜査もいとわない、動物的な本能で動く型破りな刑事を演じていただきます。内に秘めた熱い闘争心と冷静さを併せ持つ高橋さんが、インビジブルに翻弄されながらも、真っ向から立ち向かう主人公をどのように演じていただけるか、今からとても楽しみです。そして、インビジブルと呼ばれる女犯罪者を柴咲コウさんに演じていただきます。凛とした存在感があり、そして堂々とした表現力で魅了する柴咲さんが、今回ミステリアスでダークな影を背負ったインビジブルをどう演じていくのか、ぜひ注目していただきたいです。相対する危険な2人が今後どのように関係が変化し、より大きな悪にどう立ち向かっていくのか、ぜひみなさまの目で見届けてください。また、ハードなアクションとスピード感あふれる展開を織り込み、みなさまが毎週金曜日の夜が楽しみになるようなドラマにしたいと思います。ぜひ、ご期待ください。