永山瑛太、林遣都、北山宏光、染谷将太ら出演!「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」4月から放送
“ショートショートの神様”星新一の珠玉の作品を実写ドラマ化する「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」が、4月から8月にかけて放送されることが決定し、豪華キャストが発表された。BSプレミアム・BS4K同時放送で、毎週火曜日よる9時45分~10時(全20回)に放送される。
出演するのは、水原希子(「ボッコちゃん」4月5日放送)、永山瑛太(「生活維持省」4月12日放送)、林遣都(「不眠症」4月19日放送)、高良健吾(「地球から来た男」4月26日放送)、北山宏光(Kis-My-Ft2)・玉城ティナ(「善良な市民同盟」前編5月3日・後編5月10日放送)、村杉蝉之介・コウメ太夫(「逃走の道」5月17日放送)、石橋静河(「見失った表情」5月24日放送)、染谷将太・栗原類(「薄暗い星で」5月31日放送)ほか。
今回は4月・5月放送分のみ発表となったが、6月以降も魅力的な俳優が出演する予定だという。なお、本作はBS8Kにて3月に先行放送される。
本シリーズには、2007年~2010年にNHKで放送され、国際エミー賞最優秀賞を受賞した「星新一ショートショート」のスタッフが再集結する。(編集部・梅山富美子)
コメント全文
■水原希子「ボッコちゃん」
この度は星新一さんのボッコちゃんを演じさせていただくことになり、とても光栄に感じています。バーのマスターが道楽で作った美人ロボット、ボッコちゃん。頭は空っぽで動作はお酒を注ぐことしかできない。もちろん意思もない。ボッコちゃんをロボットだと気付かず夢中になる男たちを想像すると面白くもあり、なんだか少し切なくて、彼らの妄想がボッコちゃんの人格を作り上げているのかなと感じています。どんなボッコちゃんになるのか今からワクワクしています。とても楽しみです。精一杯頑張ります。
■永山瑛太「生活維持省」
10歳のころだったか、叔父さんに勧められて初めてハマった小説は星新一さんでした。星新一さんのファンの中でも人気のある「生活維持省」の映像化で主役を演じられることは私にとって、とても光栄なことです。現実から非現実へ連れていってもらえる時間は、私にとって特別でしたし、今、こうして俳優を続けている想像力の原点は、星新一さんの脳内から受け継いだモノだと思います。皆さんに楽しんでいただけたら幸いです。
■林遣都「不眠症」
長きにわたって人々を魅了し、今も尚、多くの人に愛され続けている星新一作品の実写ドラマ化ということで、お話をいただいた時は心が踊りました。僕が今回チャレンジさせていただいたのは「不眠症」です。重度の不眠症である主人公が長年の悩みから解放されるべく、ある斬新な発想に至り、生活を一変させるところから物語は始まります。数多くある星新一SFシリーズの中でも、どちらかというと現実に起こり得る、共感しやすい作品になっているのではないかと思います。ぜひ、楽しんで観ていただけたら嬉しいです。
■高良健吾「地球から来た男」
「地球から来た男」で、地球ではない星へ飛ばされた男を演じました。まず台本を読んだ時にその男の言動が面白くて。違和感しかないのに心地良いというか。星新一の世界観で自分がどんな芝居をするのか楽しみでした。実際、現場で感じた手応えが、どのように映像化されているのかクランクアップした日からずっと楽しみです。面白くなっているはずです。皆様もぜひお楽しみに。
■北山宏光(Kis-My-Ft2)「善良な市民同盟」
僕が生まれるずっと前に書かれた作品とは思えず、脚本を読んですぐに物語に引き込まれました。「善良な市民同盟」という作品は、まさに今の世の中にドンピシャで、僕たちが置かれている状況に重なる部分が多くあります。そうそうたるキャストの方々とともに、この作品に参加させていただけることが大変嬉しいですし、僕自身「俳優としての勝負所」と意気込んでいます。セリフが少ない守屋という男を、身体の隅々まで使って、心の動きや葛藤を表現したいと思っています。ひょっとすると、僕たちのすぐ近くに「善良な市民同盟」が存在するのでは、と思ってしまうようなこの世界観をぜひお楽しみください。
■玉城ティナ「善良な市民同盟」
星新一さんの作品は、学生時代、休み時間などに、気持ちを切り替えたい時にすぐ没頭できる世界観が好きで、よく読んでいました。私自身、不条理であったり、シュールだったり、一般的なルールに則らず進められていく物語に影響されることで、物事を多面的に捉える準備ができたんじゃないかと思っています。今回、「善良な市民同盟」に参加できることがとても嬉しく、星新一イズムを忘れず、少しでもいいピースとなれるよう頑張ります。
■村杉蝉之介「逃走の道」
星新一の「逃走の道」がドラマになりました! 何? このコンビ? 怖がっていいの? 笑っていいの? ドキドキしていいの? 怒っていいの? 泣いていいの? なんで映像カッコいいの? なんでこんなにカッコいいの?! これが21世紀の星新一です!!
■コウメ太夫「逃走の道」
「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ 逃走の道」のお話をいただいた際、村杉蝉之介さんと2人だけの芝居と聞いて、本当に2人だけなの? と思いましたね。短編ドラマとは聞いていましたが、今までいただいた俳優のお仕事の中で台詞の量が過去1番多い! 必死な僕の芝居は見所だと思います。本当に答えが見つからない。不思議な世界に潜り込んで行く抜け道は何? 本能と倫理、不思議な世界を楽しめると思うので、ぜひ皆さん観てください!チックショー!
■石橋静河「見失った表情」
ある一面ではすごく悪く見えることも、反対から見たら幸せなことだったり。なにかについて、一概に「良い/悪い」と言えないし言わない作品だなと。それはすごくすてきなことだなと思い、いろんなことを考えさせられました。今と地続きな感じもありますし、リアルとフィクションの要素がちょうどいいバランスな点も魅力のドラマです。怖くもありおもしろくもある世界を、楽しんでいただけたらなと思います。
■染谷将太「薄暗い星で」
ロボットという役は初めて演じました。星新一の哀愁漂う冷たくもあり温かくもある世界観に、望月監督のすてきな包容力が加わったことで、今までに感じたことがない風を感じました。地球じゃない惑星から、人間じゃないものが、死生観を素直な会話に乗せたとても純粋なドラマになっていると思います。こんなにも絶望と希望が相まった短編はほかに類を見ないのではないでしょうか。その時々の心境で見方が変わる作品になっていると思いますので、一回のみならず何回も観てほしいです。
■栗原類「薄暗い星で」
窮屈と感じるかもしれない世界にいる僕らですが、この生命は永遠では無い、僕らが生きていた時間に観てきた光景や感情全てには意味があって、この感覚を大事にして欲しいと僕は本を読んだ時に感じました。今の時代だからこそこのお話を振り返り、意味があると思っています。ロボット2人から生まれる切なくて希望を感じる物語を楽しみにしていてください。