『エルヴィス』7月に日本公開!『ムーラン・ルージュ』監督×トム・ハンクスも出演
『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督が、エルヴィス・プレスリーの生きざまを描く映画『エルヴィス』(ワーナー・ブラザース映画配給)が7月1日より日本公開されることが決定した。
若き日のエルヴィスは、ルイジアナの小さなライブに出演し、当時誰も聴いたことのなかった“ロック”とセンセーショナルなダンスを披露する。若者たちは彼に魅了され、次々と叫び、熱狂する。その瞬間、やせっぽちの無名歌手は、スーパースターに変貌した。熱狂が瞬く間に全米へ広がるにつれ、センセーショナルすぎるロックとダンスは社会の大きな反発も生んでいく。
無名の歌手だった頃から時代を背負うアイコンになるまでのエルヴィス役に抜てきされたのは、オースティン・バトラー。ドラマ「マンハッタンに恋をして ~キャリーの日記~」などで注目され、近年はクエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』や、ジム・ジャームッシュ監督の『デッド・ドント・ダイ』にも出演。本作ではバズ・ラーマン監督に「エルヴィスそのもの」と言わしめるパフォーマンスを披露する。
オースティンは「エルヴィスのレコーディングか、僕のレコーディングかわからないようにまったく同じ歌声をやってみせることを目標にした」と語り、1年以上にわたって週6日以上、ボイストレーナーなど多くの専門家による猛特訓を受けたという。『ボヘミアン・ラプソディ』で主演のラミ・マレックの役づくりも支えたポリー・ベネットが“ムーブメントコーチ”に就き、徹底的にエルヴィスの細かい所作をたたき込まれたオースティンは、最終的には「自然に自分の一部になった」と明かす。
若き日のエルヴィスの才能をいち早く見つけ、生涯にわたりエルヴィスのマネージャーを務めたトム・パーカー役には、オスカー俳優のトム・ハンクス。見た目も実際のトム・パーカーに似せ、これまでの彼のキャリアになかったような役柄を見せる。(編集部・中山雄一朗)