バットマン史上初!ゴッサム・シティが広島県福山市と友好都市提携
DC映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(3月11日)の公開に先駆け、作品の舞台となるゴッサム・シティと、広島県福山市が、友好都市提携することが決定した。21日に都内で調印式が行われ、土合明宏(ワーナーブラザースジャパン合同会社)、枝広直幹(福山市長・リモート出演)、声優の福山潤(ドラマ「THE FLASH/フラッシュ」バリー・アレン役)が出席。福山市出身の福山は「歴史的瞬間に立ち会えて光栄です」と喜びを口にしていた。
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『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は、バットマンとして活動を始めて2年目という若きブルース・ウェインが、知能犯リドラーの挑発的な攻撃に苦悩しながらも戦いを繰り広げる姿を描く。新バットマンには、『トワイライト』シリーズなどのロバート・パティンソンが抜擢されたほか、ゾーイ・クラヴィッツがキャットウーマン、ポール・ダノがリドラー、コリン・ファレルがペンギンを演じる。
コウモリをモチーフにしたスーツを着用するバットマンと、今年築城400年を迎える福山城が立つ岡が蝙蝠(こうもり)山と呼ばれ、市章のモチーフがコウモリであることから、今回の提携が実現。80年以上に渡るバットマンの歴史上、ゴッサム・シティが実在の都市と友好都市提携を結ぶという事例は世界初だという。
調印式に出席した土合は「世界初のできごとが、日本から行われることがとても光栄です」と感無量な表情を浮かべると、「コミックやアニメ、映画の世界の街が、実際の街と提携できること、福山市長に感謝です」と語る。一方の枝広市長は「(ゴッサム・シティの)ドン・ミッチェル市長が、(思いやり、優しさ、助け合いの心を表す)ローズマインドに強く共感していただいたと聞いて、大変うれしかったです」と感謝すると、「友好都市提携したことで、福山市に万が一のことがあったら、バットマンに駆けつけていただける。とても心強いです」と笑顔を見せていた。
福山城築城400年応援サポーターを務める福山は、「こうした歴史的な場に立ち会えることができてとても光栄です。今後この関係性が長く続くことを祈願しています」とコメント。映画のキャスト陣から友好都市提携について祝福コメントが届くと、「“フクヤマ”という言葉を発しているのを聞いて、ドキドキしました」と大興奮。「昔からコミックやアニメ、映画で『バットマン』に触れさせていただいていますが、超人的な力がないなか、人として戦う姿に共感していました。ロバート・パティンソンがバットマンをどのように演じるのか、とても楽しみです」と目を輝かせていた。(磯部正和)