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西郷輝彦さん、75歳で死去 前立腺がんで闘病中 「御三家」の一人

西郷輝彦さんご冥福をお祈りいたします(2019年撮影)
西郷輝彦さんご冥福をお祈りいたします(2019年撮影)

 歌手・俳優の西郷輝彦さんが、20日に前立腺がんのため75歳で亡くなったことを、所属事務所のサンミュージックが公式サイトで発表した。

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 同社では、西郷エンタープライズ株式会社との連名で「西郷輝彦(本名:今川盛揮)が長きにわたり、前立腺がんとの闘いの末、去る令和4年2月20日午前9時41分、75歳にて都内の病院にて永眠いたしました」と報告。遺族の意向により、葬儀は近親者のみで執り行われるといい「皆様のお心の中にて故人への祈りを捧げていただけますことを心よりお願い申し上げます」としている。

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 西郷さんは、1947年2月5日生まれの鹿児島県谷山市(現鹿児島市)出身。1964年に「君だけを」で歌手デビューし、4作目の「十七才のこの胸に」で同年の日本レコード大賞新人賞を受賞。「涙をありがとう」「星のフラメンコ」などヒットを飛ばし、橋幸夫さん、舟木一夫さんと共に日本歌謡界の「御三家」と呼ばれた。

 『海はふりむかない』(1969)など映画にも出演。1973年から放映されたテレビドラマ「どてらい男(やつ)」が高視聴率を記録し、並行して、1975年から主演した「江戸を斬る」のヒットで時代劇俳優としても足場を築いた。NHK大河ドラマには「独眼竜政宗」「毛利元就」「葵 徳川三代」「武蔵 MUSASHI」に出演。2005年には「わかば」で連続テレビ小説にも出演。大泉洋さん主演のTBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」(2019)など話題作に出演した。数多くの舞台活動でも知られている。

 1972年に歌手・女優の辺見マリさんと結婚。ミュージシャンの辺見鑑孝さん、タレントの辺見えみりさんの一男一女をもうけたが1981年に離婚。1990年に一般女性と再婚し、三女に恵まれた。

 2011年に前立腺がんと診断され全摘出手術を受けたが、2017年に再発。2021年にはステージ4の去勢抵抗性前立腺がんを公表し、自身のYouTubeチャンネルで、日本ではできない治療を受けるためにオーストラリアに渡り、仕事復帰を目指す様子を報告していた。

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