映像詐欺師の技が光る!『コンフィデンスマンJP』メイキング映像が公開
大ヒット公開中の映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』から、コロナ禍で撮影が思い通りに進まないなか、創意工夫を凝らして作品を完成させたスタッフやキャスト陣の姿を捉えたメイキング特別映像が公開された。
【動画】『コンフィデンスマンJP 英雄編』メイキング特別映像
本作は、長澤まさみ、東出昌大、小日向文世ふんするコンフィデンスマン(信用詐欺師)の活躍を描く人気シリーズの劇場版第3弾。1月14日に封切られ、公開31日間(2 月13日時点)で観客動員数162万人、興行収入22億円を突破という大ヒットを記録している。
物語の舞台は、街全体が“世界遺産”に登録されている地中海の島・マルタ共和国の首都バレッタ。今回は新型コロナウイルスの世界的な流行によって大規模な海外ロケを断念せざるを得ない状況だったため、最小限のスタッフによって撮影された実際のマルタの映像に国内で撮影した映像をつないだり、CGやVFXなどさまざまな映像技術を駆使し、マルタの空間を作ったことがメイキング映像で明かされている。
さらに、映像には「全て背景をCGで起こしたいと言われた時は、頭が真っ白になりました」と日本国内の背景をマルタの背景に作り変えたVFXプロデューサーの高玉亮が、当時の正直な気持ちを告白する場面も。メガホンを取った田中亮監督は「今回は日本で撮ったものをマルタで撮ったかのように観せられるかという、お客さんとの“コンゲーム”だと思っていたので、制作チームがいかに“映像詐欺師”としての腕があるかどうかを問われる作品だったと思っています」と語っている。(編集部・吉田唯)