「鎌倉殿の13人」静御前は石橋静河!大河初出演で同じ名を持つ伝説の人物に
ダンサー、女優の石橋静河(27)が、小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)に静御前役で出演することが1日、同作の公式Twitterで発表された。静御前は、源義経(菅田将暉)に愛される都随一の白拍子。石橋にとって大河出演はこれが初となる。石橋は出演にあたり「静御前の人生について勉強する中で、凛とした強さやしたたかさがありながら、嘘のつけないとても正直な女性だったのだろうと思いました。静御前は伝説の人という印象で、自分に務まるのかと不安になりましたが、1000年近く前に同じ名前の女性が懸命に生きていたのだと思うと、彼女の内面の美しさをしっかり表現したい、と自分の中から力が湧いてくる感じがしました」と意気込みを語っている。
タイトルの「鎌倉殿」とは鎌倉幕府初代将軍となる源頼朝のこと。本作は鎌倉時代を舞台に、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時(小栗)が頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていく軌跡を追う。脚本は三谷幸喜。
静御前は、のちに北条時政に捕まり鎌倉へ……という悲劇的なキャラクターとしても知られている。14時に役名とシルエットが公式SNSで公開された時点でも、ネット上では「ついに静御前が!」「きたー!」「楽しみ」と盛り上がりを見せ、シルエットから石橋と予想する声も多数。演じるのが石橋であることが発表されると、静御前が「白拍子」(平安時代末期から鎌倉時代にかけて流行した歌舞、またはそれを舞う芸人、遊女)の設定であることから、ダンサーとしても活躍する石橋が適役と見る声も挙がっていた。
義経役の菅田将暉とは、2018年11月公開の映画『生きてるだけで、愛。』などで共演。三谷作品では舞台「ベッジ・パードン」が「強く印象に残っている」という石橋は、「今回三谷さんの作品に参加できることをとても嬉しく思います。あと誕生日が一緒なので子供の頃から勝手に親近感を抱いていました!(笑)」と喜びのコメントを寄せている。(編集部・石井百合子)