圧倒的な美しさ…道枝駿佑×福本莉子『セカコイ』予告編公開　撮りおろし映像も！

　一条岬の恋愛小説を、道枝駿佑（なにわ男子）と福本莉子のダブル主演で実写映画化した『今夜、世界からこの恋が消えても』（7月29日公開）の予告編が公開された。

【動画】道枝駿佑と福本莉子のまばゆい輝き…『今夜、世界からこの恋が消えても』予告編

　本作は、眠りにつくと記憶を失ってしまう「前向性健忘」を患うヒロイン・日野真織（福本）と、そんな彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持っている主人公・神谷透（道枝）の愛の物語。原作は、映画化もされた「君は月夜に光り輝く」を輩出した電撃小説大賞の2019年受賞作品で、冒頭からは全く予想できないストーリー展開とその結末に全選考委員が涙したという。韓国では、日本の小説では異例となる20万部超えのヒットを記録している。

　予告編は透（道枝）のモノローグから始まり、雲、光、雨、水たまり、煙……と“消えてなくなるもの”を交互に数える2人の声が続く。そして、眠りから覚める真織（福本）と記憶の断片……。浴衣姿でつなぐ手を分かつ演出や、「いつか消えてしまうものを数えて」（透）、「いつしかそれすらも忘れてしまって」（真織）、「どんな記憶も完全に消えるわけじゃない」（透）、「それでも明日、君を忘れてしまう」（真織）といった言葉は、消えゆく記憶と恋を繋ぎとめようとする2人の切実な思いを伝え、儚い恋を予感させる。

　透と真織のモノローグと一部の映像は、予告編のために撮り下ろされたもの。撮影の合間を縫いながら、何度も声や映像を撮り直し試行錯誤することでそれぞれの役と気持ちを重ね合わせ、道枝、福本のまばゆい輝きを切り取っている。

　スタッフにも豪華布陣が集結。監督は、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』（2016）、『思い、思われ、ふり、ふられ』（2020）などで知られる恋愛映画の名手・三木孝浩。脚本を、『君の膵臓をたべたい』（2017）、『君は月夜に光り輝く』（2019）の月川翔監督と『明け方の若者たち』（2021）の松本花奈監督が共作で担当。映画音楽は、『糸』（2020）で第44回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞し、数々のヒット曲を手掛けてきた音楽プロデューサー・亀田誠治。（編集部・石井百合子）