菅田将暉「ミステリと言う勿れ」続編に意欲 「オファーを待っています」
28日に最終回が放送される月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系、毎週月曜21時~)を前に、主演を務める菅田将暉のクランクアップ時のコメント、写真が公開された。
累計発行部数1,500万部突破の田村由美の同名コミックを原作にした本作は、菅田演じる天然パーマがトレードマークの主人公・久能整(くのう・ととのう)が淡々と自身の見解を述べ難事件や人の心の闇を解きほぐしていくミステリー。初回で整が近所の公園で起きた殺人事件の犯人と疑われ、大隣署の刑事たち(伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆)の事情聴取を受けたことをきっかけに、これまで数々の難事件の捜査に協力。整の謎解きに加え、いじめ、虐待、ストーカーなど社会問題を巡る持論、そして長セリフを鮮やかにこなす菅田の演技が注目を浴びてきた。見逃し配信の再生数の合計は1クールで3,000万再生を超え、民放テレビ番組初の快挙を成し遂げた(ビデオリサーチ調べ)。
菅田は「撮影が終わって振り返ってみると、1ミリも余裕のない現場でした(笑)」と言い、「『ミステリと言う勿れ』は、コロナ禍で気持ち的に滅入(めい)っている中、逆にいろいろなものが淘汰(とうた)されたことによってできた作品というのが個人的には“救い”でした。今回出会った“久能整”という人はとにかく考える人物で、撮影期間中たくさん考えました」と難役に挑んだ日々を述懐。「個人的には、続編を希望していますので、心身共に整えてオファーを待っています。皆さん、お疲れさまでした!」と続編の制作にも期待を寄せている。
最終回は15分拡大で放送。美術展を見終わった整が東京へ帰る新幹線で起きた出来事、そして犬堂我路(永山瑛太)が寄木細工ミュージアムで働く辻浩増(つじ・こうま/北村匠海)から愛珠(白石麻衣)の死の真相を聞き新たな謎が浮かび上がるさまが描かれる。
菅田のコメント全文は以下の通り。(編集部・石井百合子)
菅田将暉
撮影が終わって振り返ってみると、1ミリも余裕のない現場でした(笑)。なので、キャスト・スタッフの皆さんにいろいろとご迷惑をおかけしまして、申し訳ございませんでした。『ミステリと言う勿れ』は、コロナ禍で気持ち的に滅入(めい)っている中、逆にいろいろなものが淘汰(とうた)されたことによってできた作品というのが個人的には“救い”でした。今回出会った“久能整”という人はとにかく考える人物で、撮影期間中たくさん考えました。また、撮影中は、“10年前にフジテレビのドラマのオーディションでこの部屋に来たな”とか、“その時、(岡山)天音や(伊藤)沙莉が一緒にいたな”とか、いろいろなことを思い出しました。撮影が終わって今はちょっとホッとしていますし、どんな出来上がりになるのかを本当に楽しみにしています。個人的には、続編を希望していますので、心身共に整えてオファーを待っています。皆さん、お疲れさまでした!