『モービウス』ジャレッド・レトー、トムホ版スパイダーマンとの直接対決に意欲 マルチバースは勉強中
ソニー・ピクチャーズ製作のマーベル映画『モービウス』(公開中)で主演を務めたジャレッド・レトーがリモートインタビューに応じ、原作コミックにおいて様々な解釈で描かれているキャラクターの実写化や、将来的なスパイダーマンとの直接対決について語った。
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ジャレッドが演じたのは、マーベルコミック「ジ・アメイジング・スパイダーマン」101号でデビューしたモービウス。血液の難病を患った科学者マイケル・モービウスが、コウモリから採取した血清を投与して誕生したキャラクターで、原作ではスパイダーマンの宿敵や、スーパーヒーローとしても描かれている。
実写化への第一歩として「原作コミックを読み漁り、その世界観に入り込みました」と話すジャレッド。「入念なリサーチもして、科学者や医者からサイエンスや専門用語、ラボでの仕事について学びました。キャラクターを知るための旅路では、想像力も働きます」と徹底的な役づくりで知られるジャレッドらしいアプローチ法を解説する。
劇中では、難病の影響で痩せ細ったモービウスが、血清を投与したことで強靭な肉体を得る。「私は3人の異なるマイケル・モービウスを演じたと思っています。病に苦しむモービウス、コウモリの血清を投与して健康的になったモービウス、そしておぞましい姿に変貌した強力なモービウスです。演じ分ける挑戦も肉体の変化も好きですし、非常にうまくいったと思います」
『モービウス』はソニーのマーベル・ユニバースに属しており、将来的にスパイダーマンやヴェノムといったキャラクターたちとの共演が期待される。ジャレッド自身も、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のプレミアに出席しており、スパイダーマン役のトム・ホランドとも対面済み。「トム・ホランドは素晴らしい役者だよ。スパイダーマンとモービウスの直接対決は見てみたいし、きっとエキサイティングで面白い戦いになると思うよ」と原作同様の対決に意欲を見せた。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではドクター・ストレンジの呪文が失敗したことで、マルチバース(いくつもの並行世界)の扉が開いた。ジャレット曰く、プロジェクトに加わった当初は、マルチバースについて「何も知らなかった」ようで、「この作品が決まってから、いろいろ勉強しています。全てを理解するために学ぶべきことはたくさんありますが、それこそが面白さだと思っています」とマルチバースへの理解を深めている途中であると語っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)