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玉山鉄二、13年ぶりの主演映画公開に感無量

映画『今はちょっと、ついてないだけ』公開記念舞台あいさつに登壇した玉山鉄二
映画『今はちょっと、ついてないだけ』公開記念舞台あいさつに登壇した玉山鉄二

 俳優の玉山鉄二が9日、新宿ピカデリーで行われた13年ぶりの主演映画『今はちょっと、ついてないだけ』(公開中)の公開記念舞台あいさつに出席。人で埋め尽くされた客席を見渡した玉山は「嬉しさと興奮、そして感動しています」と感無量の様子だった。舞台あいさつには音尾琢真深川麻衣団長安田安田大サーカス)、柴山健次監督も出席した。

感謝を伝えた玉山鉄二【写真9枚】

 本作は、「ミッドナイト・バス」「彼方の友へ」などの伊吹有喜の同名小説を映画化。かつてスターカメラマンだったものの、バブル崩壊で全てを失った立花浩樹(玉山)が、移り住んだシェアハウスの住人たちと交流することで、自分にとって本当に必要なものはなにかを見つけていく物語。

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 満員の客で埋め尽くされた劇場の舞台に立った玉山は、『カフーを待ちわびて』以来13年ぶりの映画主演。「嬉しさと興奮、そして感動しています」としみじみ語ると「今回の企画が決まってオファーをいただいてから、クランクインが2回ずれました。予定よりもかなり時間が掛かって、もしかしたら作品自体がなくなってしまうかもしれないという不安もありました」と胸の内を明かす。

 昨日無事公開され、玉山は「初日を迎えられて本当に感謝します」と頭を下げると、音尾、団長ら個性的なメンバーとの現場について「本当にいろいろなことを勉強させていただきました」と感謝を述べると、団長は、自身がやや格好つけてクランクインした際、玉山がその姿をいじったことから現場が和んで、よりスムーズに撮影が進んでいったというエピソードを披露した。

 またシェアハウスに住む紅一点の存在となった深川は「皆さんすごく先輩なのですが、美味しい料理の作り方を教えてもらうなど、気さくに話をしてくださいました」と感謝するが、玉山は「実は僕、料理しないんです」と突然カミングアウト。驚く深川に玉山は「とてもお若い女性で、正直なにを話したらいいのか……一番ハラスメントから遠い話題が料理かなと思って」と理由を説明していた。

 「とても優しいお話しです」と音尾が本作をアピールすると、玉山も「いまの世の中はセカンドチャンスに厳しい世の中になっていると思います。でもそういうチャレンジを支持したり、ちょっとだけ勇気を持てるように背中を押してもらえる映画だと思います」と作品に込めた思いを語っていた。(磯部正和)

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