阿部サダヲ、岡田健史に「いまだにギャップしかない」 ラブコール受けるも既読スルー
阿部サダヲと岡田健史が12日、ダブル主演を務める映画『死刑にいたる病』(5月6日公開)の完成披露試写会に登壇。岡田が阿部に猛アタックするものの、塩対応をされていることが明かされた。
本作で、9件の事件で死刑判決を受ける凶悪犯を演じた阿部は、初共演者が多く「お会いしたかった人たちだったのでうれしかったですけど、(役柄的に)なかなかお話しするのが難しかったです」と吐露。そんな中、共演シーンが多かった岡田とはいろいろ話をしたことを明かし、「ね!」と同意を求めると、岡田は「はい」と返すとともに、阿部に興味津々の様子。「家に行きたいなと思いました。どんな生活をしていて、どんな役づくりをして、何を食べて、というのを知りたいなと思ったんですけど、おかしいですかね」と投げかけると、阿部は「実際に家に呼んだら、僕が殺すと思っていんですよね。まだ役になっちゃってるのかな?」と、岡田が役を引きずっていることを示唆。それでも岡田はニコニコ顔で「是非よろしくお願いします」とお願い。“殺されたいほどの愛情”を示して、会場の笑いを誘った。
そんな岡田について、阿部が「いまだにギャップしか感じていないですね。そろそろタメ口になるでしょ、俺に対して」とツッコミも。さらに、「『LINE交換して、友達になりましょうよ』と言われたんで……」と、29歳差ながらかなりフレンドリーにアタックしてきたことをぶっちゃけ。岡田は「友達になってくださいと大先輩に言ったのは、(失礼なことと)重々分かったうえなんですけどと(LINEで)言った」と釈明したうえで、「それは無視されました。阿部さんからの返事はなかったです」と反撃。MCから「許してないということですか?」と尋ねられた阿部は、「既読はしましたよ」とニヤリと笑いながら静かに答え、またしても会場で笑いが起きていた。
そんな二人を軸に展開する本作。阿部は、白石和彌監督やスタッフのアイデアが詰まっていて、怖さだけでなく、楽しさや面白さがあることをアピール。そして、「雅也とみなさんを重ね合わせて、本当の犯人を想像しながら観ていただいたら楽しいかなと思います」と呼びかけた。
本作は、櫛木理宇のサスペンス小説が原作。世を震撼させた連続殺人事件の犯人・榛村大和(阿部)から、1件の冤罪(えんざい)の証明を依頼された大学生・筧井雅也(岡田)が真相を解き明かすべく奔走するさまを追う。イベントには、岩田剛典、中山美穂、宮崎優、鈴木卓爾、佐藤玲、赤ペン瀧川、大下ヒロト、音尾琢真、白石和彌監督も来場した。(錦怜那)