『鋼の錬金術師』新田真剣佑“スカー”メイキング映像公開 傷の裏側明かすコメントも
実写映画『鋼の錬金術師』5年ぶりの続編で2部作の完結編『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』(5月20日公開)、『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』(6月24日公開)で、主人公エドの命を狙うスカーを演じる新田真剣佑のメイキング映像並びにコメントが公開された。
本作は、2001年に月刊「少年ガンガン」で連載開始された荒川弘の人気漫画を実写映画化し、興行収入約12億円のヒットを記録した『鋼の錬金術師』の続編。原作の最終話までを2部作で描く。“鋼の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師エドワード・エルリック役の山田涼介(Hey! Say! JUMP)をはじめ、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多らが続投。新キャストに新田真剣佑のほか、内野聖陽、舘ひろし、渡邊圭祐、黒島結菜、山本耕史、栗山千明、山田裕貴らが名を連ねる。
メイキング映像は『復讐者スカー』のもので、エドワードとスカーの格闘シーンが収められている。新田は映像内で、原作でも高い人気を誇るスカーを演じるにあたって「とにかくスカーという人物を勉強して、どういうキャラクターで、どれほど重要なキャラクターなのかっていうのを脚本を読みながら勉強していました」と語っている。
併せて、新田がスカーの魅力やアプローチ、山田涼介との共演に触れたコメントも公開。スカーについて「自分なりの正義があって、それを貫こうとする。そして自分の中にある芯がすごく強い。ただ悪いだけじゃなく、いかに魅力的に見せられるかを考えながら演じた」と語り、象徴的な顔の傷について「毎日2時間ぐらいかけてメイクをした。スカーは英語で傷。あれがなければスカーじゃない。特殊メイクの時間も役を作る上で大切な時間だった」と明かしている。
主演の山田とは本作が初共演。新田は現場での山田との出会いについて「綺麗でした。初日に『日本で一番綺麗です』って告白した」とコメント。「敵対する役は仲がいいほど演じやすい」とも言い、メイキング映像では2人そろって映像をチェックする様子も見られる。
なお、完結編の撮影現場には巨大なオープンセットが組まれ、「“街だ!”と思った。床から壁から……オープンセットに再現された世界観に助けられた」と新田。グリーンバックでの撮影も多かったが「監督のイメージするものを細かく説明してもらって、僕も 100%理解して演じた。コミュニケーションが取れていたので想像していたものが撮れたと思うし、やりやすい現場だった」と撮影を振り返っている。(編集部・石井百合子)