加藤ローサ、10年ぶり映画出演!映画『凪の島』で主人公の母親役
加藤ローサが、映画『凪の島』に主人公の母親役で出演することが決定した。加藤が映画に出演するのは、2012年の『ガール』以来、10年ぶりとなる。
『13階段』(2003)、『夜のピクニック』(2006)、『天国はまだ遠く』(2008)などの長澤雅彦が監督・脚本を担当する本作は、山口県の瀬戸内にある大自然豊かな島を舞台に、少女・凪の心の成長を描く。連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の出演で注目を浴びる新津ちせが主人公の凪を演じ、凪の母親・真央役を加藤が担う。
加藤は、「前回の映画出演は記憶に遠く、背筋が伸びる思いで現場に入りました。3回目の長澤監督作品ということや、夫役も馴染みの徳井義実さんでしたので、穏やかな気持ちで撮了できました。瀬戸内海を望むロケ地、宿泊地には本当に心から癒されました。心のデトックス効果があると思います。私が演じた真央も、都会から島に出戻りする役どころで、心はズタボロの状態だったと思いますが、この地でデトックスしたに違いない! と思いました。凪は素敵なお友だち、愛すべき島の方々に囲まれて幸せ者です。いいことばかりじゃないけど、みんなで支え合って、しっかり生きてます。凪の一夏の冒険を皆様もそっと見届けてやってください。きっと、すっきり心のデトックスされるはずです。私も、また島の人達に会いに映画館へ足を運ぶのが楽しみです」と語っている。
また、凪の父親で真央と離婚した島尾純也役の徳井義実(チュートリアル)は、「本当に美しく、優しく、温かい作品です。長澤監督には何作品かお世話になっていますが、今回は以前共演させていただいた加藤ローサさんともご一緒できて、非常に感慨深く、その時の作品『天国はまだ遠く』に出てきたセリフを思わせるシーンなんかも実は隠されていて、演じていても監督や加藤さんとの繋がりを感じることができて嬉しかったです。長澤監督の作品は実に丁寧で、物語の温もりや人間の心の微妙な動き、それぞれの場面の情景が美しく描かれていて、エンドロールを観るころにはじんわりと心が満たされます。この満たされる感じがなかなか言葉では表現できないので、ぜひご覧いただいて感じていただければと思います」とコメントを寄せている。
本作には、加藤、徳井のほか、島崎遥香、結木滉星、嶋田久作、木野花が出演することが発表された。本作の公開日は、8月19日。新宿ピカデリーほか、撮影が行われた山口県のMOVIX周南でも公開される。(編集部・梅山富美子)