『機動戦士ガンダム』ククルス・ドアンの島に隠された秘密とは？本予告編＆ビジュアル公開
アニメ「機動戦士ガンダム」（1979～）の人気エピソードを、安彦良和監督がリメイクする映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の本予告編とビジュアルが公開された。
テレビシリーズの第15話をベースに、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の安彦監督が、迫力のモビルスーツ戦や新たなエピソードを加え映画化した本作。「帰らずの島」と呼ばれる島に、残置諜者（ざんちちょうじゃ）掃討の任務を受けて降り立った15歳の主人公アムロ・レイ（古谷徹）と、ジオン軍の脱走兵ククルス・ドアン（武内駿輔）の出会いを通して、戦争の哀切が描かれる。
森口博子の歌う主題歌「Ubugoe」も流れる予告編は、アムロが島で1機のザクと遭遇したことで囚われの身となる、ドアンとの出会いの場面からスタート。ドアンが養う20人の戦災孤児たちとの交流と共に、島にある秘密が隠されていることが明かされる。さらに、陰謀を企み高らかに笑うジオン公国軍の将軍マ・クベや、作戦実行のため出撃するドアンの元同僚・サザンクロス隊の姿も。そして子供たちのため、因縁めいた過去に決着をつけるべく立ち上がる、ドアン専用ザクの姿が映し出される。
追加声優も発表され、「呪術廻戦」の伏黒恵役などで知られる内田雄馬が、ドアンが養う子供たちの一人、マルコスの声を担当。子供たちのなかでも年長者であり、年齢の近いアムロと拙くも関係を築き上げていく青年を演じる。さらに、子供たちの母親代わりとなる少女カーラの声は、本作が本格的な声優デビューとなる廣原ふうが担当する。オーディションで抜擢を受けた廣原の演技に、安彦監督は「ほとんどキャリアが無い中でも、芝居の才能が十分だと思いました。経験が少ないことが魅力になるなと感じました」と太鼓判を押している。
4月29日からは、ティザービジュアルを使用した第2弾ムビチケが発売。特典として、メカニックデザイナー・大河原邦男が、炎をバックに対峙するMS-06GD 高機動型ザク （地上用）と RX-78-02 ガンダムを描き下ろした、特製クリアファイルが付く。
さらに5月18日には、東京・丸の内ピカデリーで完成披露舞台あいさつ付きの最速上映イベントを開催。イベントの模様は、全国15館でライブビューイング中継される。（編集部・入倉功一）
映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』は6月3日より全国公開