『ワイルド・スピード』第10弾からジャスティン・リン監督降板…撮影開始後に電撃発表
映画『ワイルド・スピード』シリーズ第10弾『ファスト X(原題) / Fast X』の監督に就任していたジャスティン・リンが降板した。リン監督は現地時間26日、映画の米公式Twitterを通して声明を発表している。
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第10弾は、2023年5月19日の全米公開に向けて先日撮影がスタートしたばかり。第3弾『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』から第6弾『ワイルド・スピード EURO MISSION』、前作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の計5本を手がけたリン監督は、「ユニバーサルのサポートを受け、『ファスト X(原題)』の監督を降りるという難しい決断を下しました。プロジェクトにはプロデューサーとして留まります」と声明でコメント。「10年以上かけて最高の俳優、最高のスタント、最高のカーチェイスを撮ることができました。アジア人の移民として、映画史において最も多様なフランチャイズを築く手助けができたことを誇りに思います」とつづり、ファミリーに迎え入れてくれたスタジオ、スタッフ、キャストに感謝した。
Deadlineによると、降板理由はクリエイティブ面における方向性の違いで、スタジオとは友好的な関係を維持しているとのこと。撮影は第2班の一部のみ続いており、主要撮影は後任監督が見つかるまで小休止する見込み。すでにスタジオは数名の候補者と接触しており、新監督は近日中に決定する見通しだという。
第10弾にはヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、シャーリーズ・セロンらお馴染みのキャストに加えて、新たにジェイソン・モモア、ダニエラ・メルキオール、ブリー・ラーソンが出演。メインシリーズは、第10弾と第11弾の2作で完結を迎える。(編集部・倉本拓弥)