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岡田健史の成長に期待!『死刑にいたる病』P語る「日本映画界にとって重要な存在に」

岡田健史
岡田健史 - (C) 2022 映画「死刑にいたる病」製作委員会

 映画『死刑にいたる病』(5月6日公開)で企画・プロデューサー担う深瀬和美が、阿部サダヲと共にダブル主演を務める岡田健史の魅力と起用した理由を明かした。

映画『死刑にいたる病』の岡田健史【写真】

 櫛木理宇のサスペンス小説を映画化した本作は、理想とかけ離れた大学生活を送る筧井雅也(岡田)が、世間を騒然とさせた連続殺人事件の犯人・榛村大和(阿部)から、1件の冤罪(えんざい)の証明を依頼される。地元のパン屋で店主をしていた榛村に信頼を寄せていた雅也は、事件の真相を独自に調べ始める。

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 深瀬プロデューサーは、「映画の重要なシーンで阿部サダヲさんと1対1で渡り合わねばならないという、この難しい役を担える20代前半の方」と雅也を演じるキャストに高い演技力を求めていた。「非常に悩みましたが、デビュー作のドラマで堂々ヒロインの相手役を務めた岡田さんならお任せできると思い、オファーしました」と俳優デビュー作であり多くの視聴者を魅了したドラマ「中学聖日記」(2018/黒岩晶役)が起用の決め手の一つだったと明かす。

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岡田健史と阿部サダヲ - (C) 2022 映画「死刑にいたる病」製作委員会

 岡田といえば、2020年公開の『弥生、三月 君を愛した30年』でスクリーンデビューを果たすと、同年公開の『望み』『ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-』『新解釈・三國志』そして、ドラマ「MIU404」とデビュー後の活躍は目覚ましく、2021年も大河ドラマ「青天を衝け」や劇場版『奥様は、取り扱い注意』『そして、バトンは渡された』と話題作への出演が続いた。

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 そんな岡田について、深瀬プロデューサーは撮影を通してあらためて魅力を感じたそうで、「真面目で勉強家で真っ直ぐ。その情熱がスタッフのモチベーションを高めてくれ、作品のクオリティーがさらに上がったと感じました」と振り返る。また、「役柄が内に引きこもったキャラクターだったので、現場でも人を寄せ付けない雰囲気になるのかな? と思いましたが、食事もスタッフと一緒に食べて、コミュニケーションを積極的に取り、周りを気遣う心の余裕もある。日本映画界にとって重要な存在に成長していくのではないかと期待しています」と絶賛していた。

 岡田自身は、本作の出演発表時、演じた雅也という人物について「どこにでもいる男性です。“どこにでもいそう”、なのです。ゆえに、この日本において誰にでも起こりうる機微を雅也は持っています」と語っていた。その言葉通り、劇中、“どこにでもいそう”な若者だったが、榛村によって自身も知らなかった一面を覗かせていく雅也を熱演。心の均衡をギリギリで保つ雅也がスクリーンに映るたび、その危うさが緊迫感を生んでいる。(編集部・梅山富美子)

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