藤原竜也、ハリー・ポッター役に興奮「今までと違ったものにチャレンジ」
俳優の藤原竜也、石丸幹二、向井理が17日、東京のTBS赤坂ACTシアターで行われた舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」(7月8日開幕)の製作発表に出席した。
【写真】舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」日本版キャストたち
『ハリー・ポッター』シリーズ“8作目”となる舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」を日本オリジナルキャストにて上演する本作。原作者であるJ・K・ローリング自ら原案を練り上げ、「家族、愛、喪失」をテーマにハリー・ポッターの19年後の新たなストーリーが展開する。父親となったハリー・ポッターを藤原、石丸、向井の3人が回替わりのトリプルキャストで演じる。
壇上には藤原、石丸、向井ほか、ハーマイオニー・グレンジャー役の中別府葵、早霧せいな、ロン・ウィーズリー役のエハラマサヒロ、竪山隼太、アルバス・ポッター役の藤田悠、福山康平、スコーピウス・マルフォイ役の門田宗大、斉藤莉生、マクゴナガル校長役の榊原郁恵、高橋ひとみらも登壇した。
藤原は冒頭、「優秀なスタッフに導かれながら頑張りました。プレビューまで1か月時間が残っているので、もう一踏ん張り、共に頑張りながら走っていければ」と意気込み。本舞台出演が決まった時は「今までの演劇人生とは違ったものにチャレンジさせてもらえると興奮しました」と心境も述べ、「僕らも昨日劇場に入ったんですけど、みなさんと同じ感動を味わった。次のステップのために稽古を頑張りたい」とあいさつ。「コロナでいろいろあった中、日本の演劇界に光を入れる作品になれば」と期待を込めた。
石丸も「みなさんと稽古しながら、スタッフの力強さ、レベルの高さを感じます。彼らのプロの技の中に僕らも飛び込んでいって今稽古に臨んでいます」と笑顔。本舞台については「大ブームになるんじゃないかな。一瞬で魔法の世界に飛び込めるような作品です」とこちらも期待を寄せる。向井も「稽古期間がいくらあっても足りないような奥行きのある作品」と本作を表現し、「コミュニケーションの取れる非常にいいチーム。長く続けるうちにもっともっと絆が築けると思います。演劇としては魔法が大きなテーマ。たくさんの謎と仕掛け、人間関係が隠されています。生で体験しに来て欲しい」と呼びかけた。
石丸は「ハリーのイメージは映画で見ていたイメージがすごく強いと思うんですけど、19年経ってハリーも大人になっている。子供さんもいて企業戦士バリバリ。(ハリーが)思春期の子と向かい合えないお父さんだったり……」と19年後のハリーのイメージも紹介。その上で、「演じるのは一筋縄でいかない。どんなふうに我々が演じるか、それを楽しみにしていてください」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)